マンUからの関心が報じられたマルティネス [写真]=Getty Images マンチェスター・ユナイテッドがアストン・ヴィラに所属するアルゼンチン代表GKエミリアーノ・マルティネスに関心を寄せているようだ。17日、イギリス紙『デイリーメール』が伝えている。
2023年夏にインテルから加入したカメルーン代表GKアンドレ・オナナが正守護神として君臨しているマンチェスター・ユナイテッド。しかし、失点に直結するミスを犯すなど安定感を欠いたパフォーマンスが続いており、批判に晒されることもしばしば。ルベン・アモリム体制2年目に向けて、クラブは信頼の置けるGKの獲得に動く可能性があるとも報じられている。
日本代表FW南野拓実が所属するモナコやサウジ・プロフェッショナルリーグ昇格組のネオムから関心が寄せられながらも、今夏はマンチェスター・ユナイテッド残留が濃厚と見られているオナナ。そんな同選手は直近のトレーニング中にハムストリングを負傷し、離脱期間は6週間から8週間程度となる見込みと報じられている。
こうした状況を受け、マンチェスター・ユナイテッドはGKの補強を改めて検討しており、マルティネスが獲得候補としてリストアップされているようだ。未だアストン・ヴィラとのクラブ間交渉は行われていないものの、マンチェスター・ユナイテッドは3300万ポンド(約66億円)程度のオファーを準備している可能性があるという。
移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、現時点で具体的な動きは確認されていないが、マンチェスター・ユナイテッドは6月にマルティネスの代理人と接触し、複数回に渡って話し合いを行なっていたようだ。
現在32歳のマルティネスは2010年夏にアーセナルの下部組織に加入した。2012−13シーズンにトップチームデビューを飾ったものの、定位置を確保するまでには至らず、待っていたのはレンタル移籍を繰り返す日々。2019−20シーズン後半戦は負傷したドイツ代表GKベルント・レノ(現:フルアム)に代わってゴールマウスを守りFAカップ制覇に貢献したが、2020年9月にアストン・ヴィラへの完全移籍を決断した。
アストン・ヴィラではここまで公式戦通算212試合に出場するなど正GKとして活躍しているが、本拠地『ヴィラ・パーク』での昨シーズン最終戦後に涙を流していたことなどから、去就には注目が集まっている。