市原隼人「おいしい給食」5周年ファンミ「全校集会」で感無量「夢を見させていただき前代未聞」

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2025年07月21日 19:54  日刊スポーツ

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「おいしい給食」ファンミーティング「全校集会」のライブアクト「おいしい給食 ロスト・オブ・アゲパン」で甘利田幸男を演じる市原隼人

市原隼人(38)主演の連続ドラマ「おいしい給食」シリーズ5周年で初のファンミーティング「全校集会」が21日、都内のきゅりあん大ホールで行われた。市原は「こんなに続くとは、本当に思っていなかった。夢を見させていただき、ありがとうございます。こんな、ぜいたくな1日、前代未聞」と涙声になりながら感無量の思いを口にした。


「おいしい給食」は、2019年(令元)10月期にテレビ神奈川をはじめ地方の独立系UHF局で第1期が放送された連続ドラマに端を発する。1980年代の、ある中学校を舞台に、市原演じる頭の中に給食のことしかない給食絶対主義者の教師・甘利田幸男と給食好きの生徒が、日々の給食をいかにおいしく食べるかに腐心し、手を加えるなどするバトルを5年超にわたって描き続けてきた。市原にとって主演作では初のシリーズ化作品となった。


「全校集会」は、市原はじめ制作陣がファンに感謝の意を込めて、シリーズを彩ったキャストの面々と開催。シリーズ初の挑戦として、最新の映画第4弾「おいしい給食 炎の修学旅行」(綾部真弥監督、10月24日公開)の公開を記念して、映画で描いた修学旅行の前を描いたライブアクト「おいしい給食 ロスト・オブ・アゲパン」を上演した。


「おいしい給食 炎の修学旅行」は、23年10月期に放送された「season3」と24年5月公開の3本目の映画「おいしい給食 Road to イカメシ」でも舞台となった、函館市の忍川(おしかわ)中が舞台で、時代は90年を描いた。田澤泰粋(17)演じる甘利田のライバルの中学3年生・粒来ケンらは、青森と岩手に修学旅行の旅に出る。学校から飛び出して食の旅に出るという非日常性、誰もが共感する修学旅行あるあるを、ふんだんに盛り込んだ、これまでのシリーズとは違った雰囲気の特別編となった。


市原は「北海道に行けたのも夢だったのに、青森、岩手に行かせていただいた」と観客に感謝。「人生、捨てたものじゃない。100歳になっても青春は味わえると信じています。皆さんの青春はここにあると思う。恩返しさせてください」と客席に呼びかけた。


「全校集会」は、この日、2回公演で、2000人を動員。市原と田澤のほか、給食のおばさん牧野文枝役の、いとうまい子(60)、坂爪勲校長役の小堺一機(69)、season1、2で神野ゴウを演じた佐藤大志(19)らが出演した。


◆「おいしい給食」season1 甘利田が1984年(昭59)に赴任した常節(とこぶし)中1年1組で、佐藤大志(19)が演じた神野ゴウと毎日の給食を、どうおいしく“うまそげ”に食べるかで、しのぎを削った。20年3月公開の初の映画「劇場版 おいしい給食 Final Battle」では、給食撤廃を進める教育委員会のストップに動いた甘利田が、給食のある中学校への移動処分を受けた。


◆「おいしい給食」season2 21年10月期に放送された、2年ぶりの続編「season2」では、甘利田が黍名子(きびなご)中に異動した2年後に、ゴウも転校したことで、3年1組を舞台に2人の給食バトルが再燃。22年5月公開の2本目の映画「劇場版 おいしい給食 卒業」では、教育委員会が乗り出したメニュー改革に不穏なものを感じた甘利田が、給食を守るために立ち上がった結果、北海道函館市の中学校に広域転勤となり、ゴウも卒業した。


◆「おいしい給食」 season3 23年10月期に放送された「season3」は、甘利田が赴任した函館市の忍川(おしかわ)中1年1組が舞台。席替えでストーブの前に座ったことを機に、給食に執念を燃やし始めたケンと、甘利田が給食をおいしく食べる、その一点に知恵を絞るバトルを展開。24年5月公開の3本目の映画「おいしい給食 Road to イカメシ」では、描かれる時代は1989年(平元)と平成の時代に突入。町長選を前に給食完食のモデル校に選定され、揺れる忍川中と、そこに敢然と立ち向かう甘利田を描いた。

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