【悼む】中山麻理さん、“近寄りがたい美貌の女優”のイメージとは真逆の気さくで常識人な人柄

1

2025年07月22日 05:01  日刊スポーツ

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

日刊スポーツ

98年7月、アイスコーヒーを飲みながら談笑する中山麻理さん

TBS系連続ドラマ「サインはV」、映画「限りなく透明に近いブルー」などで活躍した女優中山麻理さんが、今月12日に都内の病院で亡くなった。77歳だった。関係者によると、昨年暮れに体調を壊して入院。闘病を続けていたが、最期は3人の息子たちに見守られて息を引き取ったという。通夜、葬儀は既に近親者のみで執り行われた。


   ◇   ◇   ◇


ドラマや映画でその美しさを満天下に示した中山麻理さんが、亡くなった。子供の頃の“近寄りがたい美貌の女優”のイメージとは逆に、伝えられるのは気さくで常識人の人柄だった。


三田村邦彦との離婚後、末っ子の麻聖が成人して母親卒業を宣言するまでは「芸能一家に育ったからと世間から浮いてはいけない」と厳しく育てた。あいさつや礼儀を徹底し、鉛筆も短くなるまで使い切らせた。


母親卒業後は米ニューヨークへ1人旅。安宿に泊まり若者と朝まで踊り明かすなどアグレッシブに生きた。英語は全く話せないというが、大ファンのラファエル・ナダル応援のためテニスの全米オープンに1人で駆けつけたこともある。女優として、母として、そして1人の女性として思い切り生き抜いた人生だった。ご冥福をお祈りいたします。【小谷野俊哉】

このニュースに関するつぶやき

  • コーチもジュンも虹の向こうで待ってるはず��お疲れ様でした。
    • イイネ!1
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(1件)

ランキングエンタメ

前日のランキングへ

ニュース設定