戸塚祥太、胸キュンシーンを「練習しまくります」 紺野彩夏「一つずつ考えて作り上げています」 ドラマ「極道上司に愛されたら」で初共演【インタビュー】

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2025年07月22日 12:10  エンタメOVO

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ドラマ「極道上司に愛されたら」 (C)「極道上司に愛されたら」製作委員会・MBS

 A.B.C-Zの戸塚祥太と紺野彩夏がW主演を務めるドラマ「極道上司に愛されたら」が7月22日から放送される。本作は、恋に落ちた上司が極道の若頭だったという大人気漫画「極道上司に愛されたら〜冷徹カレとの甘すぎる同居〜」を実写化。甘くてキケンな“むずキュン”ラブストーリーの中で、戸塚は“極道上司”と社員に呼ばれ恐れられる一方、極道の若頭という裏の顔を持つ小田切蓮、紺野は小田切の部下として働き、彼の家で同居することになる菅原真琴を演じる。戸塚と紺野に役作りについてや本作の見どころなどを聞いた。




−出演が決まったときの心境を教えてください。

戸塚 最初に聞いたときは、大丈夫かなという気持ちでした(笑)。原作が漫画で、圧倒的に美しい世界なので、それを人間が演じていいのかなと。ですが、やると決まったので、今、最善を尽くしています。

紺野 最初はこの題名だけを見て「どういうお話になるんだろう」と想像しながら漫画を読ませていただきました。原作のイメージと戸塚さんのお写真から受けるイメージが全く違っていたので、余計にどうなるんだろう、面白いなと思いました。

戸塚 トリッキーですよね、僕が演じるというのは(笑)。

−原作の小田切はどんな印象がありましたか。

紺野 キリッとしていて怖そうなイメージですよね。

戸塚 話しかけてはいけないというか、周囲を緊張させるような人だと思います。

−そうするとそのイメージと戸塚さんが違ったということですね。

紺野 優しそうな雰囲気の方なので、また違った小田切になるのかなと思いました。

−それぞれの演じる役柄については、どのようにとらえていますか。

戸塚 小田切は極道ということがバレてはいけないので、どんなときも(自分を隠して)演じているような人物です。なので、そうした秘密がバレないように必死でふたをしているというところを意識しています。ただ、真琴さんと一緒にいるときは、それがちょっとずつ漏れ出てくるので、そのあんばいをどう作っていこうかなと今、考えているところです。

紺野 真琴は、抱えているものがあっても表には出さない人です。人に何かを言うなら自分がなんとかすればいいやと思っている。それから母親との確執があり、人格形成をする上でかなり影響を受けています。人には見せないけれども重いものを抱えていて、それを抱えられる強さがあるというところは考えながら演じています。ビジュアル面では、原作では真琴はシックな色の服を着ているイメージなので、仕事の場では白と黒などを着て、髪を結んできちっとするようにメークさんと相談して決めました。

−今回、初共演となるお二人ですが、お互いの印象は?

戸塚 大人っぽい、クールな方だなという印象です。すごくかっこいい。(紺野が演じる真琴は)過去に家族関係で大きな傷を負っていたり、いろいろなものを背負っていたりする深みがある役なので、そうしたところも紺野さんにフィットしているのではないかなと思います。紺野さんも幼少の頃から活動されていて、いろいろな環境の中で人間関係を作ったり、立ち回ったり、たくさんの経験をされてきていると思うので、そうした積み重ねが自然と表れているのかなと思います。

紺野 今、戸塚さんは小田切の優しい雰囲気を出してはいけないというシーンの撮影をしているので、すごく細かくお芝居をされているなと感じます。監督と「もう少し出しますか? 引きますか?」と話し合っているんですよ。

戸塚 チューニングしていますね。

紺野 そうしてお話をされているのをみて、すごく真面目に演技をされる方だなという印象があります。







−戸塚さんはこの作品に限らず、そうしたチューニングをすることはよくあるのですか。

戸塚 そうですね。ただ、今回は難しい役柄で、分からないところも多いので、意識的に確認するようにしています。

−今回は、事前に役作りをされるわけではなく、現場に入ってからされているのですか。

戸塚 自分の中では「こういう感じかな」という設定はあります。僕はロックスターをイメージして役を作ることが多いんですよ。今回の小田切は、ルー・リードをイメージしました。「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」というグループのルー・リードです。いわゆるグラムロックの時代に活躍した人ですが、ルー・リードにはめちゃくちゃ暴力の匂いがあって「この人の半径何メートルかに入ったら食われる」というような感覚を僕は感じます。きっと小田切にもそうしたところが求められるのかなと思うので、ルー・リードや昔見たギャング映画などをイメージして演じています。

紺野 撮影中は声も低いですよね? カットの声がかかると元の声になりますが。

戸塚 声も下げていますね。

紺野さんは、オフィスを舞台にした作品が続いていますが、真琴らしさはどのように作り上げているのですか。

紺野 私は原作と台本を読んで役をインプットするタイプなので、誰かから取り入れてというよりは、原作を読んで感じることを大切に、「この子はこういうところがあるからこの言葉が出てくるんだ」と一つずつ考えて作り上げていっています。

−なるほど。お二人はすぐに打ち解けることができましたか。

紺野 戸塚さんが気さくにお話をしてくださるので、私はそれに乗っかっています(笑)。

戸塚 (紺野は)僕がすぐに変なことを言っちゃうので、気を遣って笑ってくださるんです。

紺野 いやいや、(仙崎虎役で出演する、KEY TO LITの)中村(嶺亜)さんもすごく優しくて面白い先輩だとおっしゃっていました。

戸塚 (中村とは)昔から一緒にやっているんですよ。嶺亜が初めて来たときのことも覚えています。スケボーがうまくて。舞台も一緒に出演して、一緒に歌ったこともありました。

−(取材当時)今はどのくらい撮影が進んでいらっしゃるんですか。

戸塚 バラバラに撮影しているので何話までというのはないです。真琴さんの手料理を食べるシーンを撮影しましたが、きっと原作では後半に出てくると思います。

紺野 そうですね、まだ二人のシーンは少ないですよね。

戸塚 みんなで会社にいるシーンが多いかな。大人数で撮るシーンを先に撮っている感じです。これから(木場春華役の)柾木(玲弥)さんとの3人のシーンや二人のシーンが入ってきます。

−これまでに撮影した中で印象に残っているシーンは?

戸塚 真琴さんがパートナーに裏切られていることを小田切が知って、真琴さんに寄り添おうとするシーンです。真琴さんは仕事場だし、上司という関係性もあって心を動かしてはいけないと一人で抱え込もうとするのですが、そのときの表情がすごく切なかったです。

紺野 その前のシーンで、小田切が「職場に持ち込むな」と言ったんですよね。真琴も仕事は仕事としてきちんとやりたいタイプなので、それを上司に言わせてしまって申し訳ないという思いがあって…。だから、自分で解決しなくてはいけないという思いから、そのシーンは真面目に強めの口調で「すみませんでした」と言ったという流れでした。

−胸キュンシーンも多い作品だと思いますが。

紺野 まだ撮影していないんですよ。「これから何かあるのかな?」というところまで撮影したのですが。

戸塚 これからですね。はたしてできるのか。家に帰って練習します。練習したものを出しますから(笑)。

紺野 監督に(練習したことが)バレますよ(笑)。

戸塚 でも、練習しまくります。

−楽しみな胸キュンシーンはありますか。

戸塚 すでに撮影したシーンですが、電話するシーンが好きでした。「何の料理が食べたい?」と聞かれて「肉じゃがかな」と答えるのですが、こういう世界があるんだな、すてきだなと。「夜ご飯、何が食べたい?」という会話って大きな愛に包まれていますよね。

紺野 私は、小田切が嫉妬するシーンはキュンキュンするシーンになるのではないかなと楽しみです。それから、日常を描いている場面では、一緒に住み初めてから買い物に行くシーンです。すぐにいなくなる予定なのに、足りないものがあると不自由だから買いに行こうと言ってくれて買いに行くというのはキュンとするところかなと思います。

(取材・文/嶋田真己)

 ドラマ「極道上司に愛されたら」は、7月22日からMBSで毎週火曜深夜0時59分、TBSで毎週火曜1時28分放送。※5話以降は放送時間が5分押し予定。MBSは深夜1時4分、TBSは深夜1時33分放送スタート。


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