
今日22日の東海地方も、猛烈な暑さが続くでしょう。ただ、内陸部や山沿いでは、午後は発雷確率が高く、局地的な大雨に注意が必要です。この先2週間は、気温の高い状態が続き、暑さとの戦いは長期戦となりそうです。連日の暑さで体調を崩さないよう、無理のないようお過ごしください。
発雷確率が高い日続く 内陸部や山沿いは空模様の変化に注意
しばらく、気圧配置に大きな変化はなく、東海地方は、太平洋高気圧に覆われて、晴れる日が続くでしょう。ただ、内陸部や山沿いでは、午後は、大気の状態が不安定となる見込みです。上空に寒気が入っていることや日中の気温上昇、地上付近に暖かく湿った空気が入ることで、目先、24日(木)にかけて、発雷確率が高い状態が続きそうです。
今日22日は、今夜遅くにかけて、雷を伴って1時間に30ミリ以上の激しい雨や、50ミリ以上の非常に激しい雨の降る所があるでしょう。道路が一気に川のようになるような雨の降り方です。愛知県三河山間部、岐阜県の山沿い、静岡県の山沿いを中心に、発雷確率が高くなっています。竜巻などの激しい突風、落雷、ひょうにも注意が必要です。
夏休みに入り、山や川のレジャーにお出掛けの方も多いと思いますが、天気の急変に注意してください。真っ黒な雲が近づき空が急に暗くなる・雷の音が聞こえる・急に冷たい風が吹くなどは、天気急変のサインです。発達した積乱雲が近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
連日35℃以上の猛暑日地点も 来週前半が暑さのピーク
今日22日は、愛知県、岐阜県、三重県に熱中症警戒アラートが発表されています。明日23日以降も、日本付近は蒸し暑い空気に覆われて、内陸部を中心に、35℃以上の猛暑日が続く見込みです。
来週前半は、さらに気温が上がり、この期間の暑さのピークとなりそうです。28(月)や29日(火)は、最高気温は、名古屋で37℃、岐阜や多治見で38℃の予想で、危険な暑さとなるでしょう。なるべく涼しい環境で、こまめな休憩や水分補給を心掛けて、熱中症にならないよう万全な対策を続けましょう。
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30日(水)〜8月4日(月) 変わりやすい天気となりそう
30日(水)以降は、気圧の谷や湿った空気の影響を受けやすく、変わりやすい天気が続くでしょう。晴れ間が出たり、にわか雨もありそうです。局地的な大雨には、引き続き注意してください。
内陸部では、35℃以上の猛暑日となる日が多いでしょう。最低気温も、25℃を下回らず、寝苦しい夜が続く見込みです。暑さとの戦いは長期戦です。日頃から十分な睡眠とバランスのよい食事を心がけ、体調管理に気をつけましょう。
上流のゲリラ豪雨(局地的な大雨)を知るには
ゲリラ豪雨(局地的な大雨)によって、危険な状態になるのは、自分のいる所に雨雲がかかる場合だけではありません。川の上流でゲリラ豪雨が発生すると、雨が降っていない下流でも、被害が発生する恐れがあります。
上流のゲリラ豪雨を知るポイントは3つ。1つめは、川の水かさが急に増えること、2つめは、川の水が濁ること、3つめは、木の枝などが流されてくることです。また、サイレンはダムを放流する合図なので、川のそばにいて、サイレンを聞いた場合も、必ず川から離れてください。
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