妻夫木聡主演、映画『宝島』魂の叫びが響く“コザ暴動”シーンに圧倒される本予告解禁

3

2025年07月23日 07:00  ORICON NEWS

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ORICON NEWS

映画『宝島』(9月19日公開)ティザービジュアル (C)真藤順丈/講談社 (C)2025「宝島」製作委員会
 映画『宝島』(9月19日公開)より、規格外のスケールで描かれる圧巻のコザ暴動シーンに息をのむ本予告映像が解禁された。

【動画】妻夫木聡の魂の叫びがこだまする、映画『宝島』本予告

 本作は、アメリカ統治下の沖縄を舞台にした真藤順丈の直木賞受賞作を原作に、大友啓史監督(大河ドラマ『龍馬伝』、映画『るろうに剣心』シリーズ)が構想6年、2度の撮影延期を経て完成させた意欲作。主演は妻夫木聡。共演に広瀬すず、窪田正孝、永山瑛太ら豪華キャストが名を連ねる。

 米軍基地から物資を奪い、困窮する住民に分け与えていた“戦果アギヤー”として、自由な生き方を模索していた若者たち。主人公グスク(妻夫木)、幼なじみのヤマコ(広瀬)、レイ(窪田)、そして皆の英雄的存在だったリーダー・オン(永山)。「いつかでっかい戦果を上げる」ことを夢見ていた彼らだったが、ある襲撃の夜、オンが忽然と姿を消してしまう――。英雄はなぜ消えたのか。20年後、幼なじみの3人がたどり着いた真実とは――。

 解禁された映像の冒頭では、1952年、沖縄がアメリカだった時代。米軍基地から物資を奪い、住民に分け与える“戦果アギヤー”たちの勇ましい姿が描かれる。彼らのリーダーであるオンは、仲間たちにとって“誇り”そのものだった。

 そのオンが失踪してから20年――。かつて自由を求め共に行動していた幼なじみたちは、それぞれ異なる道を歩んでいる。グスクは刑事に、ヤマコは教師に、レイはヤクザとなり、それぞれの立場から激動の時代と向き合い、オンの行方を捜していた。過酷な運命の中で交錯する正義と覚悟。そして映像の一幕には、レイに銃口を向けられるグスクの姿が…。

 さらに映像のラストでは、観る者を一気に引き込む大迫力のコザ暴動シーンが映し出される。爆発的な臨場感と緊迫感に満ちた中、グスクが「なんくるないで済むかぁ!なんくるならんどぉ!!」と振り絞る魂の叫びが胸を打つ。

 完成した映画を観た主演・妻夫木は「圧倒されて、立ち上がれなかった。鼓動みたいなものが、ドクンドクンと動き出すのが聞こえた気がした。俺たちはここにいるんだ、生きてるんだという魂の叫び。人の生きる力をまじまじと感じさせられた」と語り、大友監督は「世界には、声にならない声があふれている。その声を届けたい、心の奥底にある叫びと想いを表現したいと思った」と、本作に込めた想いを明かしている。

 妻夫木と大友監督は本作を携え全国キャラバンを敢行。物語の舞台である沖縄を皮切りに各地を巡り、先週までで10都市を訪問。妻夫木は観客からの熱い感想や共感の声を直接受け取りながら、「映画に共感・共鳴してくれて皆さんが家族になっていく感覚。映画はすでに完成しているけれど、皆さんに観ていただくことで何かが変わって、今もなお映画が成長している気がする。今一度、人の力を、映画の力を信じたいと思った」と語った。キャラバンは今後も公開に向けて継続される。


動画を別画面で再生する




このニュースに関するつぶやき

  • 読んだ時から、いつかは映像になるやろなぁ…でもキャストが…と思うとった作品
    • イイネ!0
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(2件)

ニュース設定