
【写真】「架空名作劇場」の世界にどっぷり浸るアルピー平子&友近
映像も芝居も1990年代のものに見えるのに、描かれているのは現代の社会問題―そんな時代が錯誤した、異色のシリーズである「架空名作劇場」。今回放送されるのは、90年代当時、その熱い志で視聴者から根強い人気を集めたとされる「人情刑事 呉村安太郎」シリーズ。“ファンの間で語り継がれる”伝説の神回が2夜限定で“復活”。「懐かしのあの名作が地上波に帰ってきた!」を疑似的に楽しめる作品となっている。
『人情刑事 呉村安太郎』は、1987年〜2004年放送。刑事・呉村安太郎が、時代遅れとさげすまれながら、持ち前の「人情」で事件を解決に導き続けた往年の刑事ドラマ。主人公の呉村安太郎を演じたのが、昭和を代表する名優・加賀美勲(平子祐希)。呉村が通う高級バーのママ・大森真由美を演じたのが往年の大女優・三篠慶子(友近)。呉村が繰り出す人情ビンタとともに飛び出す名セリフ「これが人生。これぞ、人情」は、社会現象となり大きなブームを巻き起こしていた…という設定だ。
呉村安太郎(加賀美勲)は、桜丘警察署の巡査部長、通称「呉さん」。妻を亡くし、高校生になる娘を男手ひとつで育てている。「人情を笑う奴は人情に泣く」「その考え、ちと人情が足りてないんじゃないか?」。人情で事件を解決に導く“ザ・あの頃”の刑事だ。
呉村安太郎役の加賀美勲を演じた平子は「今回は、“呉村安太郎という役を演じた加賀美勲という往年のスター俳優”を演じるという特殊な設定があったので、加賀美という俳優が、出身は青年座なのか俳優座なのか…、バックボーンは固めました。こだわったのは毛量と直毛。カツラですが、どうセットしていいのかという当時特有のこの毛の多さ、濃さというところにこだわりました。当時テレビを見ていた方には懐かしく、タイムマシーンのようにあの時代に戻れる作品、そしてその時代にまだ生まれていなかった方にとっては非常に新鮮で、エキサイティングな作品になっていると思います」とコメント。
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大森真由美役の三篠慶子を演じた友近は「刑事ドラマの最後に出てくるママさん役は、一度やってみたいなと思っていましたので、こういう形で出させていただき光栄です。あの頃の昭和のドラマが好きだった方は、まずこのパッケージや映像に食いついてくださるのではないでしょうか。“あるある“も満載で懐かしい気分になれると思います。でも、内容は現代のことを描いているので楽しく見ていただけると思います」としている。
本作は、YouTube再生数430万回超えの「友近サスペンス劇場」を筆頭に、1980〜90年代の映像で現代を表現するクリエイティブチーム「フィルムエスト」とテレビ東京がタッグを組み届ける、フィルムエストにとっては初の長編地上波番組となる。
『人情刑事 呉村安太郎』の撮影現場にて、同ドラマに出演する加賀美勲(平子祐希)と三篠慶子(友近)が囲み取材に応じた当時の映像が発掘された。『人情刑事 呉村安太郎』はシーズン7(1993年当時)まで続く長寿番組のため、出演する加賀美と三篠は、往年の名コンビ。記者の間では2人の関係はかねてよりうわさされており、ドラマのプロモーションのために開かれた囲み取材にて、交際疑惑に関する質問が飛び交い、本人たちが自ら交際疑惑に言及する事態に?この囲み取材の様子は、フィルムエストのYouTubeチャンネルにて公開予定。
架空名作劇場『人情刑事 呉村安太郎』は、テレビ東京にて8月11・18日各24時30分放送。
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