高温少雨続き、農作物管理注意=北海道や北陸など史上最悪―気象庁

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2025年07月25日 14:31  時事通信社

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時事通信社

一時、目盛りの最高点を表示したJR帯広駅前の温度計=24日、北海道帯広市
 気象庁は25日、奄美や沖縄地方を除き、ほぼ全国的に気温が平年よりかなり高い状態が6月中旬から続き、日本海側を中心に雨量の少ない状態も同月下旬から続いていると発表した。高温は今後も1カ月程度、日本海側の少雨は10日程度続くと予想され、農作物や家畜の管理に十分な注意が必要という。

 この高温少雨は太平洋高気圧に覆われ、上空のチベット高気圧も日本付近に張り出して晴れる日が多いほか、前線などの影響を受けにくいのが要因。

 平均気温が平年を上回る幅は北方ほど大きい傾向があり、北海道では7月上旬が5.5度、中旬が4.1度で、いずれも1946年の統計開始以来1位だった。下旬も北見市で24日に39度を観測するなど、道東を中心に35度以上の猛暑日になる所が続出している。

 東北の平均気温の平年差は7月上旬が4.8度(統計史上1位)、中旬が3.0度(3位)。北陸は7月上旬が4.0度(1位)、中旬が3.6度(1位)だった。

 雨量が極端に少なかったのは、7月上旬の西日本日本海側(近畿北部と山陰、九州北部)や北陸で、それぞれ平年比3%、6%にとどまり、いずれも統計史上最少だった。北陸は中旬も14%だった。 

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