月組トップ鳳月杏が26日、兵庫・宝塚大劇場でミュージカル「GUYS AND DOLLS」の初日を迎えた。
トップ就任後、2作目となる大劇場公演は、世界中で上演され、宝塚でも84年の大地真央の初演から何度も演じられてきた名作。自身は02年の月組公演で初めて触れ、昨年末には英国での公演も観劇し、新たな刺激を受けていた。
先輩が演じてきたギャンブラーのスカイ・マスターソン役については、公演前の取材会でプレッシャーを口にしつつも「自分らしく自信を持って演じるということが一番と思っているので、役作りというか作品をどういうふうに持っていくかは自分の感覚を信じて毎回やっている。役作りに関しては自分らしくしたい」と抱負を口にしていた。
舞台では、クールでスタイリッシュな“大人の魅力”はもちろんのこと、天紫珠李(あまし・じゅり)演じるサラ・ブラウンに向けるピュアな内面、そして次第に芽生える愛情を表現。フィナーレではサラとのデュエットダンスも披露した。
コミカルかつ華やかな作品の中で、「内面としても魅力的、人間として魅力的だから愛されるんだろうな」というスカイの魅力を余すところなく演じ、圧倒的な存在感を示した。
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02年にスカイを演じた紫吹淳から受けた印象が胸に残っているという。
「今回、宝塚の男役として挑戦できることはすごくうれしいので、その時にいただいたときめきや作品の楽しさを、私と同じようにお客さまにも味わっていただければ」とファンにも同じ思いを届けるつもりだ。
宝塚は9月7日まで、東京宝塚劇場は10月4日〜11月16日。
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