堺正章、勝新太郎さんをめぐる女性の修羅場が“まさかの結末“「油断もスキも…」

タレント堺正章（78）が26日放送のMBSテレビ「ごぶごぶ」（土曜午後1時54分＝関西ローカル）に出演。かつて目撃した大物俳優をめぐる修羅場の“まさかの結末”について語った。

子役としてデビューし、芸歴70年を超える堺。ダウンタウン浜田雅功（62）が、「70年続けるってすごいな…。亡くなった方とかおられますけど、ほとんどの方、会ってますよね。70年やっていると、我々が知っている大御所の方は、全部知ってますよね？」と質問。

堺は「勝新太郎さんとか、ひばりさん、裕次郎さん…ある程度は、お付き合いはそんなになくても、ごあいさつする程度はありましたね」と話した。

その中でも「勝さんなんて、いきなり電話かかってきて、『次の日、箱根でゴルフだ。空いてんだろ』って」と、ある時、勝さんに突然ゴルフに誘われたという。

そこでゴルフ場で落ち合うと、「勝さんの両隣に女の人がいるわけ。で、勝さんがタバコをパッてやる。隣の女性がライターで（火を）付けようとすると、こっち隣（反対側の女性が）がパンってそれをはたいて、自分で『はい』ってこうやるような。2人がライバル的なあれで…。それが1時間ぐらい、いろんな2人のせめぎ合いがあって…」と、2人の女性が勝さんをめぐって修羅場を繰り広げ、堺は気まずい思いをしていた。

ところが、「いきなり勝さんが、『マチャアキ、おもしろかったか？』って言う。『えっ、何ですか？』（と聞いたら）、『芝居させてたんだよ、この2人に。お前がどういうリアクションをするか、そのリアクションの顔を見たかったんだよ』って言って。本当は全然関係のない方だった」と、すべてを勝さんが仕組んでいたことが明らかに。

「芝居をつけるんですよ。そんなことやられた日にゃ。油断もスキもあったもんじゃない！」と苦笑する堺に、浜田は「うわあ。俺もどこかでやろうかな」と笑った。

堺は、「その時に、僕ももっといいリアクションをしていれば、勝さんの映画に出られたかもしれない。『見ちゃいけないものを見ちゃったかな』みたいな、普通の人と同じようなリアクションしちゃったからダメだった。あれはオーディションだったんですね」と振り返っていた。