作曲家の大谷明裕(71)が26日、シンガー・ソングライター大谷めいゆうとして、東京・六本木クラップスでライブを開催した。
大谷は「ありがとう…感謝」(小金沢昇司)「満天の瞳(ほし)」(氷川きよし)「倖せにしてね」(長山洋子)「離さない離さない」(新浜レオン)など数々のヒット曲で知られる作曲家。
早大在学中からバンド活動を続け、シンガー・ソングライターを目指したが、思うようにいかず、作曲家に転身した。
50歳を過ぎてから「青春時代の忘れ物を取り戻すために」と、大谷めいゆうとしてライブ活動をスタートさせた。フォークソング中心に、これまでアルバム「俺たちのセ・ラ・ヴィー」「願い、そして感謝」などを発表している。
この日は代表曲「借りた八千円」「早稲田松竹」「枯葉の輪舞曲」「君へ」などのオリジナル曲をはじめ、「ありがとう…感謝」「風来ながれ唄」(宮路オサム)など提供曲の数々も披露した。
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中盤には、作品を提供する若い2人の歌手がゲスト出演した。
9月24日にデビューする新人・亜蘭(25)は、デビュー曲「北国最終便」を披露した。北海道・苫小牧市の出身で、大谷のもとで修行した。懐かしさを感じる演歌を低音で聞かせる。
もう1人は熊本出身の加藤大知(28)で、新曲「また逢いたい」を披露した。加藤は18年にNHKのど自慢の年間グランドチャンピオンに輝いた逸材で、新曲は再会を願う美しいバラード。
両曲とも作詞は円香乃氏、編曲は伊戸のりお氏。伊戸氏はこの日のライブにキーボード奏者として参加し、円氏は会場に姿を見せた。
大谷は「いくつになっても青春にこだわっています。まだまだ忘れ物を探している途中です。これからも頑張りたい」と誓った。
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【笹森文彦】
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