首相進退、両院懇の行方注視=自民幹部「しっかり選挙総括」
7
2025年07月27日 12:31 時事通信社

自民党の木原誠二選対委員長は27日のNHK番組で、参院選の大敗後も続投する方針を掲げる石破茂首相(自民総裁)に対して党内から辞任要求が相次ぐことに関し、28日に開く予定の党両院議員懇談会の議論の行方を注視する考えを示した。「首相は国政の停滞はあってはならないと言っている。他方で選挙結果をどう総括するか、両院議員懇談会でしっかり議論したい」と述べた。
木原氏は参院選の結果について「過半数に届かなかった事実を謙虚に重く受け止める」と強調。今後の国会運営に関しては「決められない政治になってはいけない。政権交代を掲げて(参院選を)戦った野党だから、固まりをしっかりつくってもらいたい」と述べた。公明党の三浦信祐選対委員長も、「野党にも責任が伴う。『財源は与党が見つけてこい』では成り立たない」と合意形成に努めるよう野党側に注文を付けた。
Copyright(C) 2025 Jiji Press, Ltd. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。