2025年は全国的に10月まで暑い 夏物アイテムが活躍する期間は長め

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2025年07月28日 10:07  日本気象協会

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日本気象協会

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2025年の残暑はいつまで続くのか、この先の気温の見通しを解説します。秋にかけて活躍するアイテムについても、気象予報士の目線でご紹介します。

8月から10月までの気温傾向

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すでに厳しい暑さが続いていますが、この暑さはいつまで続くのでしょうか。

7月22日に気象庁が発表した3か月予報によると、気温は8月から10月にかけて全国的に平年より高いでしょう。2025年は残暑が長引きそうです。
この先も、35℃以上の猛暑日どころか、40℃近い暑さになる所が出てくるなど、猛烈な暑さが予想されます。9月、10月は徐々に朝晩の気温は下がりやすくなりますが、日中は厳しい暑さがいつまでも続くなど、秋の訪れはゆっくりとなる見込みです。

暑い日に活躍するアイテム

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8月は、最高気温が35℃以上のうだるような暑さの日が多くなることが予想されています。9月になっても最高気温が25℃以上の日が多く、30℃前後まで気温が上がる日もあるでしょう。10月になると少しは暑さが落ち着くものの、最高気温が25℃以上になる日もありそうです。

日本気象協会の調査によると、気温が高いと食欲が低下するため、パン類や納豆などの朝食メニューや、チョコレート、スナック菓子などの売り上げが減少する傾向にあります。
一方で、豆腐類やもずく・めかぶといった低カロリーのメニューの売り上げが伸びる傾向にあります。かき氷にかける練りミルクや、乾麺(そうめんなど)、麺つゆなどのさっぱりした食材も需要が高い傾向です。
夏物の食材がまだまだ活躍しますので、多めに準備しておくと良いでしょう。

日焼け止めや制汗剤、殺虫剤などの夏に活躍するアイテムも23℃前後まで需要がありますので、すでに足りなくなっている方はぜひ買い足しをしてもよさそうです。

暑さの峠を越えたら需要のあるアイテム

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2025年は残暑が長引き、秋の訪れは遅くなりそうです。

暑さが峠を越え始めるといち早く売り上げが伸び始めるのが、朝食メニューに並ぶ食材やチョコレート、スナック菓子などですが、これらの需要が戻るのは平年より遅く、東京で最低気温が25℃を下回り始める9月頃からとなりそうです。

最低気温が20℃を下回ると、朝晩は長袖が必要になってくる涼しさとなります。シチューや中華まんなどの暖かいメニューの需要が伸びてきますが、2025年は平年より遅い9月下旬頃からの予想です。

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