再発達の台風8号 「今年初」沖縄本島を通過へ 雨のピークは通過後 油断禁物

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2025年07月28日 10:32  日本気象協会

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日本気象協会

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昨日27日の夜に復活した台風8号は今年初めて沖縄本島を通過する見通しです。台風の東側に強い降水域があるため、台風通過後に雨のピークがくるでしょう。大雨に警戒するとともに、暴風や高波、高潮にも警戒してください。

今年初めて台風が沖縄を通過

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今日28日(月)午前9時現在、昨日台風に再発達した台風8号が沖縄の東約30キロを西に進んでいます。このままの進路で進むと間もなく沖縄本島を通過する見通しです。台風が沖縄を通過するのは今年初めてとなります。

現在、沖縄本島には強い降水域がかかっていませんが、雨雲レーダーを見ると沖縄本島の東側の大東島地方付近に強い雨雲が見られます。このあとは強い降水域は沖縄本島付近や奄美地方にかかる見込みです。また、今日の午前中にかけては大東島地方では線状降水帯が発生し、大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があります。大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の氾濫などに警戒してください。

台風の影響はしばらく続く

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台風8号は西寄りに進路をとりますが、動きは自転車並み(時速20キロ前後)で進み、大雨や暴風、高波の影響は続きそうです。その後、台風8号は7月の終わりから8月初めにかけて中国大陸に進む見通しです。

風の強い状態や高波はしばらく続く見通しですので、交通機関の乱れや海でのレジャーなど十分にご注意ください。

高波に注意 台風が離れていても 海には近づかないで

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台風が近づくと波が高くなり、台風の中心付近では、波の高さが10メートルを超えることもあります。沿岸部では、大雨や暴風だけでなく、高波にも注意が必要です。

そこで、台風が近づいている時に、絶対にやってはいけないことは、海に近づくことです。海の様子を見に行ったり、サーフィンや釣りを楽しんだりすることは、高波にさらわれる恐れがありますので、とても危険です。

また、台風から離れていても、油断はできません。天気は穏やかなのに、台風から発生した「うねり」が届いて、急に高波が打ち寄せることもあります。波浪警報や波浪注意報が発表されている時には、むやみに海に近づかないでください。

このニュースに関するつぶやき

  • 台風が熱帯低気圧に変わった後に勢力を強めたなら、同じ号数の台風として復活する。温帯低気圧に変わった場合は、そもそも低気圧の構造が変わってしまっているため、台風に戻る事はない。
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