『初恋DOGs』宮澤エマ、撮影現場が“時空を超えた女子会”に 清原果耶、坂井真紀らとの共演秘話

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2025年07月28日 11:00  ORICON NEWS

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火曜ドラマ『初恋DOGs』の場面カット(C)TBS
 俳優の清原果耶が主演、成田凌、ナ・イヌが共演する、TBS系火曜ドラマ『初恋DOGs』(毎週火曜 後10:00)。愛子の“相棒”的存在として登場するのが、宮澤エマ演じる本澤・マッカーシー法律事務所のパラリーガル・弓削留美子(ゆげ・るみこ)。他人に干渉せず、物事を俯瞰で捉える冷静なタイプでありながら、完璧主義な愛子とはどこか通じ合うものを持ち、客観的な言葉でそっと核心を突く。そんな留美子を、宮澤はどのように演じているのか。日韓共同制作という新たな挑戦から、共演者との癒やしのエピソードまで、撮影の裏側を語ってもらった。

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■留美子の魅力とせりふ回しの新鮮さにワクワク!

――まず、脚本を読んだ時の印象を教えてください。
日韓共同制作の作品は初めてだったので、韓国ドラマならではのテンポやせりふ回しが新鮮でした。これを日本で、皆さんどんなふうに演じるんだろうという興味が湧いて、純粋に楽しみになりました。留美子さんについては、ちょっと不思議なボキャブラリーというか、普段あまり使わないような語順のせりふもあったりして、そういうところも面白くて。どうやって“留美子さん”を作っていこうかな、とワクワクしながら読みました。

――留美子を演じるうえで意識していることは?
ある意味、主人公の愛子さんみたいなクールさを持っている人だと思っていて。物語の冒頭では、どこか同志というか、仕事第一人間同士という感じがあって、そこは通じる部分だなと。

物語が進むにつれて、愛子さんのさまざまな側面が見えてくることで、留美子さんも最初のクールな印象から、少しずつほどけていくような感じが出せたらと思いながら演じています。ちょっとクセのある感じも最初から意識して演じてはいたんですけど、話が進むごとに「この人にも、この人なりの事情があるんだろうな」っていう瞬間が垣間見えるようなニュアンスを出せればいいな、と。

この作品は、火曜ドラマらしいキュンとする恋愛要素もありつつ、一方で愛子さんや留美子さんが仕事に真っすぐ向き合っている姿も、すごくポップに描かれているんですよね。たとえ恋愛をしていなくても、生き生きと日々を過ごしていて、仕事上のドライな関係に見えて、実は留美子さんは愛子さんのことをちゃんと気にかけている。クールな表情の中にも愛情深さが垣間見えるので、留美子さんって素敵だなと感じながら演じています。

■“時空を超えた”女子会も“!? 個性的な共演者陣に癒やされる日々

――清原さんとの関係や現場でのエピソードを教えてください。
私は基本的に弁護士事務所のシーンが中心で、動物病院や外のロケにはあまり出ないんです。なので、果耶ちゃんと一緒の撮影は多いわけではないのですが、そのぶん、合間に楽しくおしゃべりさせていただく時間が多くて。

果耶ちゃんってすごく大人っぽい印象があるんですけど、話しているとユーモアのセンスがちょっと似ているなと思う瞬間があって。先日も2人でワチャワチャ盛り上がっていたら、ヘアメイクさんから「清原さんは男性陣とのシーンが多いので、女性同士で一緒にいるといつも以上に楽しそうですね」と声をかけられて。私は勝手にシンパシーを感じていましたけど、果耶ちゃんにとってもそういう時間になっていたとしたらうれしいですね。

――役の関係性とも少し重なる部分がありますね。
そうですね。私の出番ではないシーンでも「撮影はどうだった?」って教えてもらったり、弁護士事務所に置かれているスイーツの甘い香りにつられて食べ物の話をしていたり(笑)。時にはお芝居の話をしたり、お互いに今までやってきた作品のことや、これからのことを話したりすることもあります。

愛子さんの母・千佳子を坂井真紀さんが演じられているのですが、坂井さんって、別の作品では私の“母親役”なんですよ。なので、坂井さんが果耶ちゃんのお母さん役の今作では、ちょっと不思議な感じがして(笑)。撮影合間に2人にとってのママと、時空を超えた女子会みたいな雰囲気になって、すごく楽しくガールズトークをしました。

――成田さんの印象はいかがでしたか。
成田さんは撮影現場ではいつもすごくウェルカムな空気をまとっていて、自然体で芝居をしてくださる方だなと感じました。 “この人にはペットを安心して預けられそうだな”と思えるような、穏やかな雰囲気を持っていらっしゃって。その安心感は画面を通しても伝わるのではないでしょうか。

――ナ・イヌさんとの印象的なやりとりはありますか?
ナ・イヌさんは本当に人懐っこい方で、まだ1、2回しかお会いしていない時に「お久しぶりです」って自然に声をかけてきてくださって。

現場に入ってきた瞬間に、その場の空気を“自分の場”にしてしまうような求心力というか、引力のある方で、まさにムードメーカーですね。もっと長くおしゃべりできたらいいのですが、こちらの韓国語が上達するよりも、イヌさんの日本語の上達スピードのほうがすさまじく速くて(笑)、すごく助けられています。

――留美子のボスにあたる所長、本澤恵太を演じる岸谷五朗さんについてはいかがですか。
共演するのは初めてなんですけど、ほぼ初対面の時に「“宮澤エマ”っていう顔してるよね!」っておっしゃって(笑)。その意味は結局よく分からなかったんですが、別の日に撮影現場でスイーツを囲んでみんなで話していたら、「スイーツ好き?」って質問されたので「大好きです」と答えたら、「スイーツって顔してるよね!」って(笑)。私のことがどう見えていらっしゃるのか、ちょっと気になるところです。

ベテランでありながら、現場ではすごく自然体でいてくださって、そのほんわかした感じに癒やされる瞬間も多いです。

演じていらっしゃる本澤所長と、愛子さんや留美子さんとの間には、この先の展開で少し相いれない部分も出てくるのかなという予感もあって。クセの強い上司というだけではない、何かもう1つ奥行きのある存在として描かれていきそうで、そこもすごく楽しみにしています。

■「尊いな…」動物たちとの共演に感動

――宮澤さんは動物はお好きですか? 何かエピソードがあれば教えてください。
犬はずっと飼っていたので大好きですし、でも、私の役どころは動物病院とはあまり関係がないので会えないかなと思っていたのですが、思いがけず猫ちゃんと出会う機会があって、すごく幸せな撮影日になりました。

犬や猫が映っているだけで無条件に癒やされるんですよね。お芝居をしている姿もキュンとするし、(愛子の愛犬)サクラ(mie)と(快の愛犬)将軍(レオ)が距離感ゼロでぎゅっとくっついて座っているのも、本当にかわいらしくて。動物って癒やしだけではなく、人生に豊かさを与えてくれる存在なんだなと、画面越しにもすごく感じました。今回、少しでも触れ合うことができて、本当にうれしかったです。

ワンちゃんとの撮影は尊いですね。言葉が通じるわけではないのに、ちゃんとお芝居をしてくれて、そばにいるだけで撮影現場の皆さんが笑顔になるんですよね。

今、撮影も中盤に差しかかっていて、スタッフさんたちも疲れが出る頃だと思うんですけど、そんな毎日にワンちゃんたちがいるだけで、撮影現場の空気がフッと和らぐんです。動物って、本当に偉大だと改めて思いました。もう一つ、あの“おやつを見つめる真剣な目”にもキュンとしますよね。あんなふうに見つめられたいなって(笑)。

――今後の見どころを含めて、視聴者へのメッセージをお願いします。
一番気になるのは、3人の関係性がこれからどう変わっていくのか、というところだと思います。単なる恋愛感情だけではなくて、友情も生まれていますし。さらに、将軍の“飼い主”さんをめぐって、これから法律的にどう展開していくのかという、ちょっとシビアな要素も出てきます。

実は、私たち出演者にもまだ結末は知らされていないので、本当にどう決着がつくのか分からなくて。ラブストーリーというと恋が実ってハッピーエンド、というイメージがあると思いますが、この作品はそれだけにとどまらない、いろいろな着地点があるように感じています。私自身も、この先の展開を楽しみにしています。将軍やサクラを含め、登場する動物たちに癒やされながら、愛子さんの仕事ぶりや、日々揺れ動く登場人物たちの関係性もあわせて楽しんでいただけたらうれしいです。

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