
【写真】昨年の日向坂46四期生ライブフォト 武道館が揺れそうなほどのコールも
■映画、舞台への出演で経験も豊かに
2022年9月に加入した日向坂46の四期生。飛躍への布石は、2024年にあった。同年5月リリースの11thシングル「君はハニーデュー」では、四期生の正源司陽子が初の表題曲センターに。続く、同年9月リリースの12thシングル「絶対的第六感」では正源司とのWセンターとして、藤嶌果歩が自身初の表題曲センターに抜てきされたのは、彼女たちへの期待を象徴するものだった。
両シングルをリリースした間、8月には四期生の単独公演「四期生ライブ」を、東京・日本武道館で3日間にわたって開催した。ステージでは、四期生のデビュー曲「ブルーベリー&ラズベリー」、「見たことない魔物」などを惜しみなく披露。四期生の平岡海月は「日向坂46も四期生もまだまだこんなもんじゃありません。これからももっともっと、素晴らしいグループになっていけるよう精一杯頑張っていきます!」と力強く宣言して、11人の成長を見せつけた。
同年10月には正源司が主演し、四期生が総出演した映画『ゼンブ・オブ・トーキョー』が公開。11人で初めての本格的な演技に挑戦し、女子高生がさまざまなトラブルにも出くわしながら、東京の街を駆け抜ける青春ロードムービーを完成させた。
年が明けて、演技の活動はさらに発展。3月に東京・品川プリンスホテル ステラボールで上演した舞台『五等分の花嫁』では四期生が5人3チームに分かれて、Wキャスト、もしくは、トリプルキャストでキャラクターを好演。四期生の宮地すみれは初挑戦の舞台によって「もう一度、自分が変わりたいと思った」「オーディションの頃を思い出しました」とブログで、思いを明かしていた。
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■新体制のステージなどを経てたくましさを増す
グループのパフォーマンスでは四期生が頼もしさを増し、より強固なものになった。レギュラー番組『日向坂で会いましょう』(テレビ東京/毎週日曜25時20分)をきっかけとして、宮崎県との共催により実現した2024年9月の「ひなたフェス2024」では、ひなたサンマリンスタジアム宮崎のステージで「絶対的第六感」の初披露で笑顔を見せたWセンターの正源司と藤嶌をはじめ、四期生は余裕ある表情を浮かべていた。
同年11月から12月にかけての全国ツアー「Happy Magical Tour 2024」ではグループとして2度目、四期生は初の大舞台となった東京ドーム公演でも躍動。4月には、グループの聖地となる神奈川・横浜スタジアムで開催し、初代キャプテンの一期生・佐々木久美の卒業も見届けたデビュー6周年記念ライブ「6回目のひな誕祭」で堂々とした姿を見せ、3月には彼女たちにとって初の後輩となる五期生を迎え入れた。
その過程では、アンダーメンバー“ひなた坂46”による公演「ひなた坂46ライブ」のグループ全体のライブとは異なる環境で、研さんをはかった四期生もいた。そして、5月には東京・国立代々木競技場 第一体育館で行われた二〜五期生による新体制の初陣「BRAND NEW LIVE 2025 『OVER THE RAINBOW』」で、気持ちも新たに、先輩や後輩と共に2日間にわたるステージを駆け抜けた。
加入から2年10ヵ月。29〜31日に神奈川・ぴあアリーナMMで新たに立つ四期生だけのステージ「日向坂46 四期生ライブ Presented by 新・日向坂ミュージックパレード」の礎には、四期生が歌やコントを披露するレギュラー番組『新・日向坂ミュージックパレード』(日本テレビ/毎週木曜25時29分)がある。
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直近では、四期生の成長を届けてきたレギュラー配信番組『日向坂になりましょう』(NTTドコモ「Lemino」、以下同)や『もっと!日向坂になりましょう』の主役も、7月スタートの『日向坂になりましょう -五期生成長バラエティ-』で後輩の五期生にバトンタッチした。今や、グループの主力にまで成長した四期生の11人はこの先、どのような表情を見せてくれるのか。さらなる飛躍も期待される日々で、たくましさは増すばかりだ。(文:カネコシュウヘイ)