赤ちゃんと父親(写真はイメージ) 厚生労働省が30日発表した2024年度雇用均等基本調査によると、男性の育児休業取得率は40.5%だった。前年度から10.4ポイント上昇し、過去最高を更新した。育休取得の意向確認の義務化や、22年10月に開始した「産後パパ育休」制度などが取得率上昇につながった。
産後パパ育休は、従来の育休とは別に、子どもの出生後8週間以内に4週間まで休める制度。2回に分けて取得できる柔軟性が特徴で、育休を取得した男性の6割が利用した。
一方、政府は25年までに男性の育休取得率を50%とする目標を掲げており、達成にはさらなる引き上げが必要となる。
調査は昨年10月に実施し、従業員5人以上の3383事業所から回答を得た。