
【写真】ISSEI、カッコよすぎるインタビュー撮りおろしショット!
◆自分の気持ちにブレないハレに共感
本作は、“恋愛することが普通じゃない”という独自の世界観で描かれるヤチナツの同名漫画を実写ドラマ化。恋愛がない世界で特定の人を好きになる「レンアイ」を自覚し、葛藤する主人公・乙葉を演じるのは島崎遥香。ISSEIは、同じく“レンアイ”でありながら、乙葉とは違い恋愛感情を隠しながら生きるハレという難役に体当たりする。
――本作のオファーを聞かれた時のお気持ちはいかがでしたか?
ISSEI:ドラマは約2年ぶりでしたので、オファーをいただいた時はうれしかったです。原作を読ませていただいたところ、一見ラブストーリーかと思ったら、違ったテイストの世界観の作品で、とても面白くて一気に引き込まれました。
――台本を読まれての感想はいかがですか?
ISSEI:僕らが普段生活している中での恋愛観とはまったく真逆の世界なんですけど、その中で「レンアイ」って呼ばれている乙葉やハレといったキャラクターのストーリーが繊細に描かれています。僕が演じるハレは「レンアイ」だけど「レンアイ」じゃない風に見せているキャラクターなのですが、結局隠し切れず、自分の気持ちのままにいるのがすごくいいなと思いました。
ハレはシーンによって感情も変わりますし、1話から最後まででも感情にだいぶ起伏があります。ドライというかクールな感じですが、好きな人に対しては隠し切れない素直な気持ちがあるんですね。同世代にもそういう人が多いんじゃないかなと共感するところも多かったです。
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ISSEI:どうですかね? ハレは「レンアイ」じゃないふりをしているけど、自分がこうしたいって決めたことに対してはブレないところがあるんです。僕も自分でこうしたいと思ったら、周りの意見を聞いたうえで、こういうことをやりたいと決めたことに対してはあまりブレたりしないタイプですね。そういうところは似ているかもしれません。
――逆にここはハレとは違うなというところはどこでしょう。
ISSEI:割と僕は素直なので、好きなものは好きだし嫌いなものは嫌い、これはいいけどイヤだったらイヤっていう感じなんです。ハレはすごく擬態するのがうまい。人狼じゃないですけど、自分をいかに「レンアイ」じゃないかのように見せて周りに接するじゃないですか。あれは、めちゃくちゃすごいなって思いました。自分だったらできないですね、普通に素が出ちゃうので。でも、ハレは基本クールなんですけど、好きな人だけに見せる一面があって、そういうところはいいなぁと思いました。
◆初めて臨む年上ばかりの撮影現場「皆さん明るくて、かわいがっていただきました」
――2年ぶりの撮影現場はいかがでしたか?
ISSEI:現場の雰囲気がとても温かかったです。スタッフさん、監督さん、キャストさん含め、スムーズに撮影が進んで行きました。今回キャストの皆さんの中でも年齢が一番下で、皆さんお兄さんお姉さんみたいな感じだったのですが、僕、そういう現場が初めてだったんです。皆さん本当に明るくて、かわいがっていただけたのですごく楽しかったですし、あっという間でしたね。
お芝居自体久しぶりで、それまでもそんなに経験が豊富なわけではないので、役柄や演技について監督とお話を重ねながら撮影に臨みました。お芝居も自然と集中できましたし、2年ぶりではあったんですけど、リラックスした状態で迎えられたので、ハレくんになりきれていたんじゃないかなって思います。
――もともと演技のお仕事に対してはどんなお気持ちを持っていましたか?
ISSEI:自信をもって得意ですという感じではないんですけど、お芝居やいろいろなお仕事をさせていただく中で、演じたりすることも楽しいなと感じていました。監督からアドバイスをいただいて、まだまだ未熟ですが成長しつつ、「あ、これか!」ってわかった時はすごく楽しいです。
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ISSEI:僕は趣味というかプライベートで格闘技をずっとやっているので、アクションシーンに挑戦したり、自分の長所が活かせる役をやってみたいなって思っています。
――乙葉役の島崎遥香さんの印象はいかがでしょう。
ISSEI:ご一緒する前はクールで物静かな方という印象だったのですが、お話してみるととても明るくて、気さくに話しかけてくださったのでお芝居も安心して演技に臨むことができました。島崎さんの弟さんが僕と同い年だそうで、弟さんと話すような話題を僕にも振ってくださって、僕も「あぁ!これですよね!」と盛り上がりました。
――ISSEIさんは初共演の方ともすぐに打ち解けられるタイプですか?
ISSEI:もともと人見知りだったんですけど、このお仕事をやらせてもらうようになって、以前よりは人見知りしなくなりました。今回は、島崎さん、渋谷謙人さん、福田沙紀さんといったキャストの皆さんに温かく接していただいたので、すぐに打ち解けられました。
◆ISSEIとして再スタートからの8ヵ月はあっという間
――ISSEIとして新たな道を走り始めて8ヵ月。ここまでの道のりを振り返るとどんな日々でしたか?
ISSEI:あっという間でしたね。1月にデジタルシングルをリリースさせていただいたんですけど、それ以降も音楽制作もあったのであっという間でした。でもあっという間って思う感覚はそれはそれでいいことなのかなとも思っています。その間も自分の中で成長できたなって感じるところもありましたし。
――あっという間と感じるのは充実している証拠ですもんね。
ISSEI:本当に充実していますね。ISSEIとしての初ステージが東京ドームで開催された「to HEROes 〜TOBE 2nd Super Live〜」だったんです。ファミリーの一員として出演させていただいた初ステージであんなに大きな舞台に立てるとは思っていなかったので、もちろん緊張しました。
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――ソロとして活動を始めて、一番ここが変わったなと思われるところはどこでしょう。
ISSEI:一番は責任感の重さを肌身で感じるようになったことですね。何をするにしても自分で決めるし、こういうことをやりたいとか、楽曲もそうだし、衣装や髪形もすべて自分で決めるので。
あとは自分は割と創作することが好きなので、すごく楽しいんですけどこだわりが出てしまうところがあって。特に音楽はすごくこだわっちゃうのでその分時間がかかってしまうんですよね。そこはいいところでありつつ、大変なこともある印象です。
――ISSEIとしてこれからどんな活躍を見せていきたいですか?
ISSEI:もちろん自分の作る音楽をたくさんの人に聴いてほしいですし、もっともっとISSEIという名前や顔をたくさんの人に覚えてほしいです。いろいろなお仕事を通してもっともっと大きくなっていきたいなという気持ちでいます。どんなきっかけでもいいので、まず僕の存在を知っていただけたらうれしいです。
演技のお仕事も、音楽活動との相乗効果があると思うので、ぜひこれからも積極的にチャレンジしていきたいです。
――最後に本作のタイトルに絡めて、ISSEIさんにとって『もしも世界に「〇〇」がなかったら』困るというものはなんでしょうか?
ISSEI:ご飯が好きなんで、お肉がなかったらちょっと困ります(笑)。焼肉もそうですし、ステーキ、ハンバーグも好きなんで、あらゆるお肉がもしもこの世の中になかったらきついですね。めちゃくちゃヘルシーになるかもしれないですけど(笑)、トレーニングもしているので、タンパク質を摂るようにしていて。お肉がないと筋トレにも影響しちゃうんで困りますね。
(取材・文:佐藤鷹飛 写真:高野広美)
ドラマ『もしも世界に「レンアイ」がなかったら』は、CBCテレビにて7月31日より毎週木曜24時58分放送。チューリップテレビにて8月8日より毎週金曜25時53分放送。TVerでも配信。