AKB48結成20周年 たかみなが4代目総監督に寄せた金言 倉野尾成美の成長物語は続く

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2025年07月31日 11:10  まいどなニュース

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4代目総監督の倉野尾成美(C)AKB48

「加入5年目あたりで辞めようと思っていました」

【写真】終戦80周年平和記念作品『ハオト』

2025年12月に結成20周年を迎えるアイドルグループAKB48。8月には前田敦子、高橋みなみ、小嶋陽菜、指原莉乃らレジェンドOG参加の結成20周年記念シングルの発売、12月には日本武道館での6公演と、今年はアニバーサリーイヤーにふさわしい企画が目白押しだ。

たかみなからのメッセージ

4代目総監督の倉野尾成美(24)は「一つのアイドルグループが20年も活動できていること自体がまず凄い。この20周年という節目にメンバーとしていられること、そして総監督としていられることは運が良かったと思います。プレッシャーはすさまじいものがありますが、とにかく走り続けるしかない。私のハートには『ONE PIECE』があって、悩んだ時は自分の事をルフィだと思って突き進んでいます」と襟を正している。

その奮闘を支えるのは、初代総監督・高橋みなみからのメッセージ。「私の感じに一番似ている」と言われたことだ。

「たかみさんも私も胸アツな少年漫画好き。『少年漫画からは得るものがある』という話題で盛り上がったことがあります。二人ともグループの仕切り方やまとめ方が熱いジャンプ系というか、感覚的に通ずるものがあると勝手に思っていたので『私の感じに一番似ている』と言われたときはうれしかったです」

日本のアイドルグループ人気のみならず、韓国発のアイドルグループも活況を呈している昨今。そんな戦国時代において今のAKB48の強みとは?

「ここ3年くらいで特にメンバーの卒業があったり新加入があったり、新しいAKB48を盛り上げようという気持ちでみんな頑張っています。今のメンバーは本当に可愛らしくて即戦力のメンバーがほとんどで、総監督として心強いです。新人が入ってくることで先輩としての自覚を持ち始めるメンバーもいて、専用劇場でほぼ毎日公演をやっているからこそのドラマが日々ある。AKB48の強みや魅力はそんな“成長物語”にあると改めて感じます」

折れそうな心を支えたもの

グループ歴11年目の倉野尾も、自らの“成長物語”を実感している一人だ。

「AKB48での活動は前向きな感情をたくさん生んでくれるけれど、それと同じくらいに悲しいとか苦しいとか、精神的にまいることもいっぱいありました。今思えばなんでそんなことで?と思うようなことで落ち込んで、一つ一つにしっかり傷ついて。自分自身のできなさ加減に、私には向いていないんだと暗い気持ちに陥ったりして。加入5年目あたりで辞めようと本気で思っていました」

理想を追い求め過ぎた結果だと今ではわかるが、当時は孤軍奮闘している気持ちが先立ち、空回りばかりだった。そんなマインドを変えたのは「周囲の支え」だという。

「ナーバスになっている私に『今辞めたらもったいない!』とたくさんのスタッフさんが止めてくれたり、ファンの方が励ましのメッセージや手紙をくれたり。色々なタイミングで励ましてくれて私の折れそうな気持ちを支えてくれました。そのお陰で総監督としての今の自分があると思っています」

8月8日公開の終戦80周年平和記念作品『ハオト』に出演。太平洋戦争末期の東京郊外にある精神病院を舞台にした作品ながら、高島礼子演じる婦長に憧れる新人看護師を時にコミカルに好演した。

今後の個人としての活動のビジョンは?

「それはちゃんと考えなければいけないと思いつつも、今年はAKB48の20周年に必死すぎて何も考えることなく終わりそうです。とはいえ歌、ダンス、演技などの表現することは楽しんでやっているので、ファンの皆さんに喜んでもらえるような活動をし続けていきたいです。2025年をひとまず走り切って、将来の事を考えるのは来年になりそうです(笑)」

(まいどなニュース特約・石井 隼人)

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