台風の目は誰だ。初スプリントの第4戦富士GT500ウイナー&GT300上位候補を編集スタッフがガチ予想

0

2025年08月01日 18:30  AUTOSPORT web

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

AUTOSPORT web

au TOM’S GR Supra(坪井翔/山下健太) 2025スーパーGT第4戦富士
 8月2〜3日に富士スピードウェイで開催される2025スーパーGT第4戦『FUJI GT SPRINT RACE』。今回もオートスポーツweb編集スタッフが、土曜日レース1と日曜日レース2のGT500ウイナー、GT300で上位争うマシンをズバリ予想します。シリーズの公式戦としては史上初のスプリントレースで争われる2日間になりますが、そこは長年の経験と勘を頼りに、個人的な希望を極力排しつつ(たぶん)、走る前からガチで当てに行きます!


●ヤマウラ(編集部3年目。コロナ罹患明け……、夏になんて負けないゾ)のウイナー予想

土曜日レース1:#1 au TOM’S GR Supra(坪井翔)日曜日レース2:#38 KeePer CERUMO GR Supra(石浦宏明)

GT300上位予想:#4 グッドスマイル 初音ミク AMG、#61 SUBARU BRZ R&D SPORT、#6 UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI

 今週末は初のスプリントかつサクセスウエイトゼロのレースフォーマット。となれば、現在2連覇中でGT500最強格の1台である1号車は、本命にふさわしいのではないでしょうか。台風の脅威も去り、王道のガチンコ勝負となれば、1号車au TOM’S GR Supra&“富士マイスター”坪井翔選手の右に並ぶものは居ないはず。

 それでも、日曜日のレース2になれば全チームの差が縮まるはず。そこでレース2の本命は、第2戦ウイナーであり、先日GT500での活動終了を発表された石浦宏明選手の活躍に期待を込めて、レース2のウイナーには38号車KeePer CERUMO GR Supraをピックアップです。

 GT300は第2戦の様子を見るに、最終盤までかっ飛ばしていた61号車SUBARU BRZ R&D SPORTのリベンジに期待が高まります。ただ、決勝の6号車UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARIがとにかく抜きまくりで爆走したのも事実。追い上げ型のレースを展開したことを考えると、スプリントとなる今週末は予選が重要になりそうな予感です。そして今回の個人的な推しは4号車グッドスマイル 初音ミク AMG。セパンでは代役コンビ参戦で3位表彰台を手にし、レギュラーの片岡龍也選手と谷口信輝選手にもいい刺激が届いたはず。すでに勝利を挙げている65号車LEON PYRAMID AMGと18号車UPGARAGE AMG GT3に追いつけ追い越せの走りに期待です。


●ゴトー(スプリントは楽しみもスケジュール詰め詰め)のウイナー予想

土曜日レース1:#19 WedsSport ADVAN GR Supra(阪口晴南)日曜日レース2:#1 au TOM’S GR Supra(山下健太)

GT300上位予想:#777 D’station Vantage GT3、#45 PONOS FERRARI 296、#61 SUBARU BRZ R&D SPORT

 スーパーGT公式戦史上初のスプリントは、土曜日と日曜日でそれぞれひとりのドライバーが担当する一戦。やはり富士スピードウェイではGRスープラ勢が強さをみせるはずで、レース1は阪口晴南が担当する19号車WedsSportを優勝候補に選出します。台風の影響はほぼないはずなので、夏場に強いヨコハマタイヤも武器に戦いたいところ。

 また、絶好調の1号車auも外せない1台ということで、翌日のレース2優勝候補に挙げます。8月3日は山下健太の誕生日なのでバースデーウイン達成なるかにも注目です。GT300クラスは得意とする富士でFIA-GT3車両が上位を占めるはず。そのなかで、第2戦の最終ラップで無念のストップを喫してしまった61号車BRZがリベンジ勝利を掴むかにも期待したいところ。


●自称ハルロウ(かれこれ17年目のGT取材。天候が回復傾向なのは嬉しいけど暑すぎるのはご勘弁)のウイナー予想

土曜日レース1:#1 au TOM'S GR Supra(坪井翔)日曜日レース2:#19 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資)

GT300上位予想:#65 LEON PYRAMID AMG、#4 グッドスマイル 初音ミク AMG、#6 NI-ROBO BLUEGRASS FERRARI、#61 SUBARU BRZ R&D SPORT

 シリーズとしては初のスプリントレース。サクセウウエイトがゼロになるので、これまで開幕戦と最終戦のみだったが、夏の富士スピードウェイでのガチバトル、どのような勢力図になるのかいろいろ興味が尽きない。GT500の優勝予想としては、今年のこれまでの3戦で全勝しているGRスープラ勢が圧倒的優勝候補になる。特に1号車au TOM'S GR Supraは、土日の両レースとも鉄板候補となり、ノリノリの坪井翔が大本命か。対抗として14号車ENEOS X PRIME GR Supra、37号車Deloitte TOM'S GR Supraも有力と見る。

 一方、GRスープラ+ブリヂストンの牙城を崩す存在として、GRスープラで唯一異なるタイヤ、ヨコマハタイヤを装着している19号車WedsSport ADVAN GR Supraを挙げたい。前回のセパン、そして第2戦富士でも国本雄資が予選Q1でトップタイムをマークしているように、一発の速さは実証済み。これまではレースでのロングランが課題となっていたが、今回のスプリントではその弱点をある程度克服できる。スプリントといえども、普通に1スティント分あるのでセッション終盤が勝負どころになると予想するが、そこは国本が鬼神のごとき捨て身の鬼ブロックを披露すると見た。

 GT300は第2戦で上位に複数入賞を果たしたフェラーリGT3と富士の相性がバッチリと見る。また、メルセデスをはじめGT3勢がこの富士で強いことからも、優勝候補か。JAF GT300勢としては第2戦のファイナルラップでトップ走行から衝撃的なトラブルリタイアを喫してしまった、61号車SUBARU BRZ R&D SPORTのリベンジを期待したい。

[オートスポーツweb 2025年08月01日]

    ニュース設定