予選10番手で進出を決めたTeamATJ with docomo Businessの鈴木光来がアタックを開始。2分07秒575と基準となるタイムをマークする。
続いてマーカス・ライターベルガー(BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAM)がコースインし、2分06秒389で鈴木のタイムを1秒以上も上回り、暫定トップに立つ。阿部恵斗(SDG Team HARC-PRO. Honda)は、セクター1・2でタイムをロスしたか、2分06秒853で暫定2番手につける。
昨年に続き、唯一ドゥカティマシンで鈴鹿8耐に挑むSDG-DUCATI Team KAGAYAMAのレオン・ハスラムは、S字でふらつきたことでセクター1でタイムを失ったものの、セクター2・3で挽回し、2分06秒323で暫定トップタイムをマークした。予選6番手の野左根航汰(Astemo Pro Honda SI Racing)は、2分06秒713の3番手タイムを記録。
各チームふたり目のアタックに入り、岩田悟(TeamATJ with docomo Business)は、ベテランの走りでまとめ切り、2分06秒331で暫定2番手に食い込む。
SBKライダーのマイケル・ファン・デル・マーク(BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAM)は、コース後半で速さを発揮し、2分05秒508と2分05秒台を出すも、直後に2分05秒477で上回ったMoto2ライダーの國井勇輝(SDG Team HARC-PRO. Honda)が暫定トップに。
水野涼(SDG-DUCATI Team KAGAYAMA)は、まだ完全な状態ではないようで2分07秒105にとどまったものの、大怪我から復活を見せるアタックランとなり、グランドスタンドからも拍手が送られた。Moto3ライダーの山中琉聖(Astemo Pro Honda SI Racing)は、シケインで少し奥に行きすぎたことが響き、2分06秒581で暫定5番手に。その結果、公式予選の6番手から10番手のなかではSDG Team HARC-PRO. Hondaが最速となった。
続く予選5番手から1番手のひとり目のアタックが16時10分からスタートし、カレル・ハニカ(YART - YAMAHA)がコースインする。昨年のトップ10トライアルでのクラッシュを喫したものの、今回は落ち着いた走りで2分06秒132で暫定4番手。渥美心(YOSHIMURA SERT MOTUL)は、次に繋げる走りで2分06秒828と暫定8番手となる。
YAMAHA RACING TEAMは金曜の予選2回目でジャック・ミラーがマシンが宙を舞うクラッシュを喫したものの、見た目よりもダメージがなかったようで修復されたそのマシンでアタックした。そのミラーはセクター3までで0.9秒マイナスという驚異的なライディングを見せていたものの、シケインふたつ目の17コーナーの出口で転倒。すぐにマシンに戻ったものの、2分16秒236で10番手。低速での転倒ということもあり、幸い大きなダメージはないようだ。
ロリス・バズ(AutoRace Ube Racing Team)も渥美と同じく、チームメイトの浦本修充にバトンを渡すための走りとなり、2分06秒878で9番手に留まる。ふたり体制ながら予選をトップ通過したHonda HRCの高橋巧は2分05秒223で暫定トップに立つ。
各チームふたり目のアタックに入り、昨年にポールラップを記録したマービン・フリッツ(YART - YAMAHA)は、2分05秒729で暫定4番手。続くダン・リンフット(YOSHIMURA SERT MOTUL)はセクター4でロスしてしまい、2分06秒247の暫定5番手タイムを記録した。
アンドレア・ロカテッリ(YAMAHA RACING TEAM)は、先ほど転倒したマシンでコースイン。鈴鹿8耐初参戦とは思えない攻めた走りで2分04秒316で暫定トップタイムをマーク。その走りにミラーもガッツポーズを見せた。
AutoRace Ube Racing Teamの浦本は、2分05秒001でわずかに2分04秒台に届かなかったものの、暫定2番手に浮上した。