『ガザからの声』エピソード1「アハマドの物語」 (C)UPLINK Co. ALEF MULTIMEDIA現在も痛ましいニュースが飛び込んでくるガザで、いまを生きる人々を捉えたドキュメンタリー作品『ガザからの声』のEpisode1「アハマドの物語」が、8月22日(金)よりアップリンク吉祥寺・京都・オンラインで同時公開決定。作品に登場する16歳の青年のコメントも到着した。
『ガザからの声』は、ガザに生きる人々の声を伝えることを目的としたドキュメンタリー。断片的なニュース映像やSNSの短い動画では伝えきれない、ひとりひとりの物語を世界に届けていく。
この度公開されるEpisode1「アハマドの物語」は2025年5月21日、たった2か月半ほど前に撮影されたもの。ニュースより細かいガザの様子を、通常の映画公開よりも早いスピードで世界に発信する『ガザからの声』は、エピソード2の制作にすでに取り掛かっているという。
Episode1「アハマドの物語」
ガザ北部ベイト・ラヒア出身のアハマド・アル=ガルバンは3月22日のイスラエル軍の攻撃により一命を取り留めたが、両脚と指を失った。双子の兄ムハンマドと叔父、そして、6歳のいとこが命を落とした。
アハマドは、亡くなった兄と共にサーカス教室で学び将来パフォーマーになることを夢見ていた。避難してきたキャンプは、かつてガザ・イスラーム大学があった場所。現在、四六時中ドローンが頭の上を飛び交う避難民キャンプで一家は生活をしている――。
アハマド・アル=ガルバン(16歳)のコメント
僕はとても希望を持っている。戦争は必ず終わる。
トランプがすべてのガザの人を追い出すと言ったので、
僕らはガザにとどまり続ける。
再建するのは僕らだ。
本作は、ガザに拠点を置くアレフ・マルチメディアと、東京のアップリンクの共同制作によって進行。現地での取材はアレフが担い、アップリンクが編集、配信、劇場公開を担当する。
映画館での劇場公開と同時に、英語・フランス語字幕版も併せて特設サイトで世界に向けて配信。本プロジェクトは、ガザの映像制作チームの視点で捉えた映像によりガザの現状を継続して伝えるプロジェクトとなっている。
『ガザからの声』Episode1「アハマドの物語」は8月22日(金)よりアップリンク吉祥寺・京都&オンライン同時公開。
(シネマカフェ編集部)