<ソフトバンク3−1日本ハム>◇11日◇みずほペイペイドーム
日本ハム万波中正外野手(25)は厳しい現実を受け止めた。「4ゲーム差ついちゃったんで、軽く受け止められる結果じゃないなとは正直思います」。首位ソフトバンクとの直接対決で3連敗。沸き上がる敵地で率直な気持ちを吐露した。
幸先よく先制弾は放てた。1回2死、相手先発大関の外角高めの直球を逆らわずに捉えた。ライナー性の打球は、右翼ホームランテラスへ飛び込んで18号ソロ。8月初の1発は「すごい変化球のピッチャーで追い込まれて、高めの真っすぐに反応した中ですごくいいリアクションでバットを出せた。うまく打てたなと思いました」とチームを勢いづいたはずだった。
ただ、打線は2回以降、得点を奪えなかった。今カードは3試合で計2得点。天王山と位置付けて有原、モイネロ、大関の“先発3本柱”をぶつけてきた昨季王者にやられた。「そういうピッチャーから、なんとか複数点を取れるようになんないと、やっぱ直接対決に勝つってのはすごい難しいって感じました」と振り返った。
覇権奪回へ踏ん張りどころだ。「残り40ゲームで4ゲーム差っていうのは、なかなか簡単な差じゃないっていうのは正直感じる」。ただ、そんな高い壁を乗り越えてこそ、歓喜の瞬間は訪れる。「今はやっぱ悔しい気持ちとかが強い。でも、やるしかないんで。また切り替えて1個ずつ勝っていけるように頑張るしかない」。自らを、そしてチームを奮い立たせるように言った。【木下大輔】
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 Nikkan Sports News. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。