営業利益トップ級なのに「月収が誰よりも低いのです」 若手店長を苦しめる“年齢給“の理不尽

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2025年08月12日 06:20  キャリコネニュース

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会社の利益に大きく貢献しているにもかかわらず、「年功序列」の壁に阻まれて評価が低いままだとしたら、働くモチベーションはダダ下がりだろう。

「若くて将来のある人が辞めてしまっても、当たり前だと思います」

投稿を寄せたのは、50歳ごろにパートで入社し、現在は店長を務める50代の女性(サービス・販売・外食)。勤務先には“年齢給”という制度があり、年功序列が根強く残っているという。そんな中、女性は自身と「同時期に店長になった優秀な若い子」の待遇に疑問を呈している。(文:西荻西子)

営業利益をあげても「店長としてのランクは最下位」

女性によると、自身とその若手は2人とも高い実績を上げているにもかかわらず、評価に繋がっていないという。

「系列の全店舗中、私の店もその子の店も、営業利益額も営業利益率もトップ5%くらいに入っています。なのに、私もその子も在籍年数が短く、店長としてのランクは最下位」

しかも、その若手は「年齢が店長らの中で最も若い」ため、年齢給が低く抑えられている。

「結果、月収が誰よりも低いのです。入社したのは私よりもずっと早く、私よりもキャリアは長いのに、私よりも給与額が低い」

一般的に、年齢給が導入されている会社では、同じ役職でも年齢が高い人ほど給与額も高くなる傾向にある。年齢とともに経験やスキルが向上し、会社への貢献度も上がるとの考えに基づいているためだ。

しかし、この職場のように実績と年齢が必ずしも結びつかないケースでは、この制度が若手の意欲を削ぐ原因になりかねない。女性はこの状況について、前述の通り

「これでは、若くて将来のある人が辞めてしまっても、当たり前だと思います」

と懸念を語っている。

※キャリコネニュースでは「『この会社ダメだな』と思った瞬間」をテーマに投稿を募集中です。回答はこちらから https://questant.jp/q/QHFJS7UY

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