
■MLB エンゼルス7ー4ドジャース(日本時間12日、エンゼルスタジアム)
ドジャースの大谷翔平(31)が敵地でのエンゼルス戦に“1番・DH”で出場し、3打数1安打1本塁打1四球。3試合連続、今季最長の10試合連続安打の42号を放った。山本由伸(26)は4回2/3、99球を投げて、被安打6、奪三振6、四死球6、失点6(自責点6)。今季ワーストの6失点でゲームを作れなかった。
前日11日は2戦連続の41号を放ち、リーグトップのシュワーバーに並んだが、1点を追う9回、1死満塁のチャンスで空振り三振とここぞの場面で凡退してしまった。D.ロバーツ監督(53)は「あそこは何とか一本出さなければならない場面でしたし、低めのボールを追ってしまったのは、起こしてはいけないことでした」と苦言を呈した。
昨季、エンゼルスタジアムでは8打数1安打、本塁打はなし、エンゼルスの先発は2023年にチームメイトだったJ.ソリアーノ(26)、大谷は初対戦となった。
かつての本拠地で今季初のゲーム、大歓声を受けて打席に入った1回の第1打席、初対戦となる2023年にチームメイトだったJ.ソリアーノ(26)は外角に逃げていくボールで勝負、カウント3−1からシンカーを叩いたが、セカンドゴロに倒れた。
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その裏、先発の山本由伸(26)は1番・Z.ネト(24)に1球目、154キロのストレートを右中間スタンドへ、今季18号となる初球先頭打者ホームランを打たれた。ネトは今季8本目の先頭打者弾となり球団新記録をマーク。さらに2つの四球でピンチを招くと、5番・Y.モンカダ(30)にこの試合初めて投げたカーブを捉えられて、ライト前へタイムリー、立ち上がりに2点を失った。
0対2と2点を追いかけるドジャースは3回、2死で大谷の第2打席、速いボールで攻められると、フルカウントから6球目、内角低めのナックルカーブに空振り三振。
5回には山本が無死満塁から3番・M.トラウト(33)に2点タイムリーを打たれるなど4失点、0対6とリードされ、山本はここで降板となった。
6回、先頭で迎えた大谷の第3打席はストレートの四球、しかし、1死一塁で3番・F.フリーマン(35)がセカンドゴロ併殺打とチャンスを作れなかった。7回には1死満塁のチャンスを作ったが、8番・A.フリーランド(23)がピッチャーゴロでホームでの併殺打と得点を奪えなかった。
8回に大谷は第4打席で甘く入ってきたボールを逃さずに軽く振り抜き、打球はスタンドへ。打球速度は160キロ、飛距離118.6m、角度は33度、今季4度目となる3試合連続の42号、エンゼルスタジアムでは2023年8月24日のレッズ戦以来、約2年ぶりの一撃、エンゼルスタジアム通算100号となった。そして、今季最長となる10試合連続安打をマーク。
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さらに走者を置いて、5番・M.マンシー(34)が17号スリーランで4対7と詰め寄ったが、エンゼルスに逃げ切られて敗戦、ドジャースは今季エンゼルスに4連敗、さらに2位のパドレスがダルビッシュ有(38)の好投で勝利を収めたため、ゲーム差は1となってしまった。