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北海道は15日、斜里町の知床半島にある羅臼岳(標高1661メートル)で、ヒグマに14日に襲われ行方不明になっていた20代男性を発見し、病院で死亡を確認したと発表した。道警などはヒグマ3頭を駆除。遺体の身元確認を進め、駆除したヒグマが男性を襲った個体かどうか調べる。
道と道警によると、男性は山中で発見された。15日午後1時5分ごろ、男性を捜索中にヒグマ3頭を発見。ハンターが発砲し、3頭を駆除した。1頭は親グマ、2頭は子グマだった。
同日午前には、男性がヒグマに襲われた登山道から林に数十メートル入った地点で破れた紺色のシャツと財布、腕時計、帽子を発見。シャツや現場周辺の樹木、地面には血痕があった。ヒグマ3頭はシャツなどが発見された現場近くで見つかった。
男性の同行者の説明によると、男性は14日午前にヒグマに襲われ、格闘して両太ももから出血。その後、林に引きずり込まれた。道警は14日に襲われた男性の携帯電話に電話をかけたが、応答はなかったという。
道警などは15日朝から18人態勢で現場付近を捜索していた。【和田幸栞、本多竹志】
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