
関東甲信地方は、体にこたえる暑さが続いています。今日は埼玉県鳩山町と茨城県筑西市(下館)で39.3℃まで上がり、全国で最も暑くなりました(21日15時現在)。また、東京都心では36.8℃まで上がり、今月10日目の猛暑になりました。向こう2週間も、平年を上回る厳しい暑さが続きますので、体調管理にお気をつけください。
2週間天気前半(22日〜28日) 夏の高気圧に覆われ、暑さおさまる気配なし
この先も太平洋高気圧が日本の南に張り出すでしょう。このため、関東甲信地方は、しばらく平年を上回る厳しい暑さが続く見込みです(東京の最高気温 平年31℃くらい)。
特に、24日(日)がこの期間の暑さのピークとなる所が多く、予想最高気温は、前橋で40℃と酷暑となりそうです。また、東京でも37℃まで上がり、今年一番の暑さになるかもしれません。水分をこまめに補給して、なるべく涼しい環境でお過ごしください。
天気は、日中の気温上昇や湿った空気の影響で、午後から大気の状態が不安定になりそうです。山でわいた発達した雨雲が平地にも移動してきますので、傘マークのない所でも天気の急変の恐れがあります。落雷や突風、急な強い雨にご注意ください。
特に、27日(水)は関東の広範囲で雨が予想されていて、関東南部を中心に雨の降り方の強まる所があるでしょう。
2週間天気後半(29日〜9月3日) 猛暑日地点は減るものの、平年を上回る暑さ続く
29日(金)以降は、秋雨前線の影響を受ける日もありますが、晴れ間の出る日が多いでしょう。
猛暑日(最高気温35℃以上)地点は日に日に減ってくる予想ですが、9月に入っても、最高気温は平年を3℃前後上回る見込みです。関東南部では、熱帯夜(夜間の気温が25℃以上)も続きそうです。引き続き、昼夜を問わず熱中症にはご注意ください。
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まだまだ油断できない熱中症 応急処置のポイントは?
熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。
まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く体を冷やしてください。
衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。
水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。
ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。