ヤマハYZF-R1 レースベース車 2026年モデル(マットダークグレーメタリック6) 9月4日、ヤマハ発動機はロードレース競技およびサーキット走行専用モデルの『YZF-R1 レースベース車』と『YZF-R6 レースベース車』の2026年モデルを予約限定の受注生産で2026年2月27日に発売すると発表した。
『YZF-R1/R6 レースベース車』は、それぞれ欧州仕様の最新モデルをベースとしたレースなどサーキット走行専用モデルだ。
『YZF-R1 レースベース車』のベース車両は、ヤマハが誇るスーパースポーツのフラッグシップモデル“YZF-R1”。スーパーバイク世界選手権(SBK)、全日本ロードレース選手権、鈴鹿8耐を含むFIM世界耐久選手権(EWC)に参戦しているマシンのベース車両として知られている。
2025年モデルからカーボンファイバー製のウイングレットや伸圧減衰力左右独立式のKYB製フロントサスペンション、ブレンボ製モノブロックキャリパー“Stylema(スタイルマ)”とラジアルマスターシリンダーによるフロントブレーキシステムなどが採用された。
『YZF-R6 レースベース車』は、中排気量クラスのWorldSSPで5連覇を果たした軽量かつパワフルな599cc水冷4ストロークDOHCのR6エンジンを搭載。ヤマハが世界選手権で培ったトラクションコントロールシステムやクイックシフターなどの電子デバイスも備える。
また、2024年モデルの『YZF-R1 レースベース車』と同型のフロントサスペンション、フロントブレーキなどを引き続き採用。海外向けの2020年モデルがベース車両ではあるものの、上位モデルとともに一部アップデートが施されている。
両車種ともに2026年モデルでの変更はなく、ボディカラーも引き続きマットダークグレーメタリック6のみを用意する。価格も据え置きとなり、『YZF-R1 レースベース車』が244万2000円(税込)、『YZF-R6 レースベース車』が137万5000円(税込)となっている。
『YZF-R1/R6 レースベース車』は、期間限定予約による受注生産で2026年2月27日からの発売を予定している。第1次予約はすでに開始されており2025年9月4〜18日まで。第2次予約は2025年9月19日〜11月28日までの期間限定で、全国のヤマハオンロードコンペティションモデル正規取扱店で予約を受け付けている。
購入特典としてサーキット走行専用部品のワイヤーハーネスセットとECU(F.I.マッチングソフトウェア含む)が付属するものの、車両本体とは別送となる。『YZF-R1 レースベース車』のECUは2種類が用意されており、JSB/EWC用の『SBK』とST1000/SST用の『SST』が購入時に選択可能だ。『YZF-R6 レースベース車』は、ヘッドランプ、ポジションランプ、ミラー、ホーン、車載ツール、タンデムシート、タンデムステップ、リアフェンダー、グラフィック・ラベル類を、『YZF-R1 レースベース車』では、さらにテールライトとフラッシャーが取り外された状態で出荷される。
なお、両車種ともに保証の対象外のサーキット走行専用モデルであり、国土交通省の認定を受けていないため、ナンバープレートを取得できず、一般公道の走行はできない。
[オートスポーツweb 2025年09月05日]