アレックス・マルケスが2023年以来のポールポジション獲得。小椋は8番手/第15戦カタルーニャGP

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2025年09月06日 19:30  AUTOSPORT web

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アレックス・マルケス(BK8グレシーニ・レーシングMotoGP)/2025MotoGP第15戦カタルーニャGP
 9月6日、2025年MotoGP第15戦カタルーニャGPの2日目セッションがスペインのカタロニア・サーキットで行われ、MotoGPクラスの予選ではアレックス・マルケス(BK8グレシーニ・レーシングMotoGP)がポールポジションを獲得した。小椋藍(トラックハウスMotoGPチーム)は8番手となった。

 今大会では欠場が続いていたソムキャット・チャントラ(イデミツ・ホンダLCR)とマーベリック・ビニャーレス(レッドブルKTMテック3)が復帰し、レギュラーライダーが揃った。また、負傷により前戦の代役参戦を断念していたアレイシ・エスパルガロ(ホンダHRCテスト・チーム)も本大会にワイルドカード参戦。さらに、シーズン前半戦でホルヘ・マルティン(アプリリア・レーシング)の代役を務めていたロレンツォ・サバドーリ(アプリリア・レーシング)もワイルドカードとして参戦する。

 2日目最初のセッションとなる30分のフリー走行2回目は、前後ミディアムタイヤのマルコ・ベゼッチ(アプリリア・レーシング)を除いた全車がフロントにミディアム、リヤにソフトを装着している。気温は20度、路面温度41度のドライコンディションだ。

 セッション開始わずか2分でミゲール・オリベイラ(プリマ・プラマック・ヤマハMotoGP)のマシンにトラブルが発生。ホームストレート上でスローダウンし、コース脇からマシンを押してピットに戻る事態となった。

 セッション前半でトップに立ったのは1分39秒119のジョアン・ミル(ホンダHRCカストロール)だ。アレックス・マルケスが1分39秒141で2番手、マルク・マルケス(ドゥカティ・レノボ・チーム)が1分39秒340で3番手、前後ミディアムで走行したベゼッチが1分39秒386で4番手につけている。

 残り10分というところでアレックス・リンス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)がターン5で転倒。ミルが5周目に叩き出したトップタイムが更新されぬままセッションは残り1分を切る。マルク・マルケスはセクターベストを更新する周もあったが、ベゼッチが前方にいたこともありタイムを更新することは叶わず。

 結果、セッション前半に1分39秒119を記録したミルがトップでセッションは終了した。2番手には1分39秒141のアレックス・マルケス、3番手には1分39秒237を記録したファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)が入っている。

 4人のMotoGPチャンピオン経験者が出走することになった15分の予選Q1は、気温22度、路面温度30度の条件で行われた。タイヤ選択はフリー走行2回目と同様に全車ミディアム/ソフトだ。

 セッション前半はファビオ・ディ・ジャンアントニオ(プルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チーム)が1分38秒231でトップ、直前のフリー走行2回目でトップタイムを記録したミルが1分38秒326で2番手につけた。

 予選Q1も折り返しを迎えると、早めにコースインしてアタックを開始しようとしていたディ・ジャンアントニオはアウトラップの集団と走行のタイミングが重なってしまい、その周のアタックを断念した。この一件はすぐに審議対象となったものの、最終的にお咎めなしの判定が下されている。

 各車2回目のアタックランでタイムを更新するなか、ラウル・フェルナンデス(トラックハウスMotoGPチーム)が1分38秒206でトップに浮上。しかし、クアルタラロが1分37秒906でトップの座を奪う。予選Q2にはトップのクアルタラロ、そしてタイムを上げ2番手に入ったディ・ジャンアントニオが進出を決めた。

 一方、初日から大不振のフランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)は、1分38秒530で11番手に終わり予選Q1敗退。2022年第5戦ポルトガルGP以来の自己ワーストタイとなる予選順位に終わった。

 ポールポジションを争う予選Q2は、気温23度、路面温度32度のコンディションに対し、全車がミディアム/ソフトを選択。15分のセッションが始まった。

 予選Q1とは異なり、各車セッションの前半からポジション取りが激しく、タイムも積極的に更新していく。ヨハン・ザルコ(カストロール・ホンダLCR)とマルク・マルケス、ペドロ・アコスタ(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)と小椋が接触ギリギリのポディション取りを繰り広げていく。

 クアルタラロが1分37秒968でトップタイムを叩き出すと、すかさずアレックス・マルケスが1分37秒914でトップの座を奪う。ポールポジション獲得において、アレックス・マルケスのこのタイムがベンチマークとなる。

 セッション後半に入ると各車最後のアタックに向けてコースイン。この時、クアルタラロがタイミングを遅らせている。アレックス・マルケスが1分37秒536までタイムを更新。マルク・マルケスはミスが響き弟のタイムを更新することは叶わなかった。

 その他ライダーもタイムを更新することができずアレックス・マルケスが地元グランプリで2023年第2戦アルゼンチンGP以来のポールポジションを獲得。2番手には1分37秒803のクアルタラロ、3番手には1分37秒945のマルク・マルケスが続いた。

 4番手にフランコ・モルビデリ(プルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チーム)、5番手には一時トップタイムを記録するもコース外走行によりタイムを抹消されたアコスタが入り、6番手にディ・ジャンアントニオがつけた。予選Q2からの出走となった小椋は8番手となりスプリントは3列目からのスタートとなる。

[オートスポーツweb 2025年09月06日]

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