2025年IMSA開幕戦デイトナ24時間レースでGTDプロクラス優勝を果たした65号車フォード・マスタングGT3(フォード・マルチマチック・モータースポーツ) フォードは来シーズンに向け、2026年に『マスタングGT3』にエボリューション・パッケージを導入すると発表した。
フォードはこれ以上の詳細は明らかにしていないものの、同ブランドのGT3カーのアップデート版が「2026年のグローバル・レースシーズンに向けて」発売される予定であることを確認した。
マスタングGT3は2024年にレースデビューを果たし、現在世界中のさまざまなチャンピオンシップに参戦している。
これには、北米のIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権や、今週末サーキット・オブ・ジ・アメリカズで第6戦が行われているWEC世界耐久選手権、そしてヨーロッパとアメリカで開催されるいるGTワールドチャレンジ・パワー・バイ・AWS、さらにインターコンチネンタルGTチャレンジやDTMドイツ・ツーリングカー選手権などのシリーズが含まれる。
フォード・マルチマチック・モータースポーツが今年初めにデイトナ24時間レースのGTDプロクラス優勝を果たしたことは、このクルマのデビュー以来最大の成功のひとつだ。この他にもプロトン・コンペティションはWECのLMGT3クラスで複数回の表彰台を獲得し、ハウプト・レーシング・チームはニュルブルクリンク24時間レースのSP9プロ・アマクラスで優勝した。
フォード・パフォーマンス改め『フォード・レーシング』となった組織のグローバル・スポーツカー・マネージャー、アレックス・アルマンディンガーは、「サーキット走行用であれ、公道走行用であれ、フォード・レーシングはつねにお客さまの期待を超えるよう努めている」と述べた。
「私たちは2026年に向けて“エボパッケージ”を導入し、マスタングGT3の成功の土台をさらに発展させ、チームとパートナーのために開発と継続的な改良を推し進めていく」
「フォードが初めてレースで勝利してから125周年を迎えるにあたり、私たちは最高レベルでの競争に引き続き尽力していく」
[オートスポーツweb 2025年09月07日]