ドージャ・キャットがリップをかじるかのような演出　M･A･C新グローバル・アンバサダー就任で

　「M･A･C（メイクアップ アート コスメティックス）」の新グローバル・アンバサダーに、グラミー賞受賞アーティストシンガー、ドージャ・キャット（Doja Cat）が就任した。

　ドージャは9月7日（現地時間）に米ニューヨークで開催された、2025年のMTVビデオ・ミュージック・アワード（VMAs）で、正式にM･A･Cのグローバル・アンバサダーとしてデビュー。自身のシグネチャーである大胆なレッドリップ「マキシマル シルキー マット リップスティック／レディ デンジャー」をまるでかじるかのようにしてレッドカーペットに登場。しかし、このリップスティックは世界的に有名なパティシエ、アムリ・ギションが作ったチョコレートのレプリカであったという、ドージャらしいユニークな演出で会場を沸かせた。今後ドージャは、M･A･Cを代表する象徴的な製品をフィーチャーしたグローバルキャンペーンに出演し、さまざまなサプライズを届ける。
　今回のVMAsでの発表は、今後のパートナーシップの展望を示す第一歩であり、ドージャはこれを「これまでの歩みが一つにつながる大切な瞬間」と表現している。「私はずっと“M･A･Cガール”で、今その愛をグローバルなステージで表現できることが嬉しい。メイクは私にとってペイントであり、鎧であり、キャラクターを創り出すツール。M･A･Cはいつもそんなアーティストリーと自由を象徴する存在。私たちはその価値をさらに押し広げて、全く新しいビューティの在り方を示していきたい」と意気込みを語った。
　M･A･Cのグローバル・クリエイティブ・ディレクターであるニコラ・フォルミケッティは、このコラボレーションを「圧倒的な表現力を持つ2つの才能が出合って生まれた、夢のようにクリエイティブな化学反応」とコメント。「ドージャは本当にM･A･Cらしい恐れを知らないエネルギーを持っている。彼女はメイクをクリエイティビティのツールとして使い、表現の限界を押し広げている。私たちは彼女と手を組み、ビューティ業界に新たな定義と革新をもたらせることをとても嬉しく思っている」と語った。
　さらに、M･A･Cシニア・バイス・プレジデント／グローバル・ジェネラル・マネージャーのアイーダ・ムダーシルー・レボワは「M･A･Cは常に、カルチャーを生み出すアーティスト、パフォーマー、クリエイターたちのためのプラットフォームであり続けてきた。ドージャは、今の時代を代表する最も注目すべきアーティストのひとりであるだけでなく、私たちは彼女のクリエイティビティ、唯一無二のアート表現、そして恐れを知らないスピリットに心を打たれている。こうした彼女の魅力は、世界中の人々の共感を呼んでいる。M･A･Cの新たな物語をともに紡いでいくパートナーとして、これほどふさわしい存在は他にいない。ドージャ、M･A･Cファミリーへようこそ」と期待を寄せた。