beeboys - stock.adobe.com 日差しや暑さから頭を守ってくれる帽子ですが、気温が高い日は内側が蒸れるのが悩ましいですよね。そこで注目したのが、帽子の中に入れて使う“頭用”の保冷剤。
100円ショップ・セリア(Seria)で見つけた「やわらかアイスパックヘッド用」は、帽子内がモワッとしがちなこの時期に注目の暑さ対策グッズです。
◆頭をひんやりクールダウン、帽子の中に入れる保冷剤
セリアで発売中の「やわらかアイスパックヘッド用」は、頭用の保冷剤。頭と帽子のあいだに挟んで使います。
「やわらかアイスパックヘッド用」110円/税込
サイズ(約):直径17cm
生地:塩化ビニル樹脂
内容物:カルボキシメチルセルロース、グリセリン、精製水
まずは、「やわらかアイスパックヘッド用」の形をチェック。
大きさは、手のひらよりも少し大きめの直径17cm。子どもが使える13cmサイズのアイスパックもラインナップしていますが、こちらは大人も使いやすい大きめサイズで目立ちにくいクリアカラーが特徴。
◆お花形の保冷剤の詳細は……。
お花のような形はかわいいだけでなく、切れ込みがあることで頭部の丸みに程よくフィットしてくれます。
続いて触り心地ですが、冷やす前はプニプニと柔らかくて気持ちが良いです。
平らなところに置いた状態では約2〜3mmと薄く、重さは約80gと軽量。
※厚みと重さは独自に計測。
手で持っても軽いですが、頭の上に広げた時のほうが重さは気になりません。
次は「やわらかアイスパックヘッド用」を冷やして、実際に使っていきます。気になるのは“結露問題”……頭はビショビショになってしまうのでしょうか―。
◆タオルを使うから、思ったより濡れない
「やわらかアイスパックヘッド用」は冷凍庫内に平らに置き、3〜5時間冷やして使います。
全体の色味が半透明に変わったら、冷えたサイン。
カチコチには凍らない仕様なので、手で押すとシャリシャリしています。
※ お使いの冷凍庫によっては、誤差が生じる可能性があります。
使う時の主な注意点は、本体を“直接肌に密着させない”こと。布・タオルで包み、温度調節をして使います。
◆実際に使ってみた!
ここでは商品パッケージに書かれたイラストを参考に、頭の上にハンドタオルを広げてみました。
ハンドタオルの上に「やわらかアイスパックヘッド用」を乗せたら、帽子をかぶります。
帽子の種類に決まりはないけれど、結露が心配な人は素材を確認しておくといいかもしれません。筆者は、自宅で洗えるポリエステル100%のバケットハットを選択しました。
サイドクラウンに高さがあってすっぽりかぶりやすいし、つばも広くて「やわらかアイスパックヘッド用」とハンドタオルがちゃんと隠れます。
前後左右、どの角度からも保冷剤を仕込んでいるようには見えません。「やわらかアイスパックヘッド用」が薄いので、ハンドタオルと重ねてもこんもりせずに自然です。
◆実際の使い心地は……
ただバケットハットには若干のゆとりがある分、頭を大きく動かしたり、下を向いたりすると中でズレます。
ちなみにキャップでも試してみたのだけれど、少し窮屈さを感じました。その代わり、密着度が高くなってよりひんやりする―というメリットはあります。
冷やした「やわらかアイスパックヘッド用」は硬くなりすぎないから、頭の上でもゴツゴツせず、頭部の丸みにフィット。そして、しっかり冷たい! ハンドタオルを隔てている分、キンとした強烈な冷たさではないのがまたいいんですよね。
体の中でも日差しをダイレクトに浴びがちな頭頂部がひんやりしていると、気持ちまでスーッと静まる感じがします。
◆気になる結露は?
この日は最高気温34度の夏日―。
自宅を出て5分ほど歩いたところで蒸れるのとは違ったジワッとした水気を感じ始め、さらに5分経ったあたりで帽子を脱ぐと、すっかり溶けて結露も少々。
ツーッと垂れてくるほどではなかったので、一安心。
ハンドタオルを乗せていたおかげで、髪の毛は少し湿るくらい。
帽子の内側はまあまあ濡れますが、カラッと晴れた日なら少し干しておけば乾く程度(素材や生地の厚さによる)です。
溶けるのは早いけれど、冷やせば繰り返し使えるので暑い時間帯の外出やアウトドアシーン、散歩中、スポーツ後のクールダウンなど、暑さ対策・熱中症対策として備えておくと心強いかも!
気になった人は、店舗をチェックしてみてくださいね。
※ 紹介した商品は、取材時に各店舗で販売されていたものです。店舗により価格や取扱商品は異なります。仕入れ状況によって同じ商品がない場合や、既に販売終了している可能性もありますので、ご了承ください。
<文・撮影/高木沙織>
【高木沙織】
「美」と「健康」を手に入れるためのインナーケア・アウターケアとして、食と運動の両方からのアプローチを得意とする。食では、発酵食品ソムリエやスーパーフードエキスパート、雑穀マイスターなどの資格を有し、運動では、骨盤ヨガ、産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、Core Power Yoga CPY®といった資格のもと執筆活動やさまざまなイベントクラスを担当。2021年からは、WEB小説の執筆も開始。Instagram:@saori_takagi