「愚か者の⾝分」完成披露試写会に出席した北村匠海(C)モデルプレス【モデルプレス=2025/09/24】俳優の北村匠海が9月24日、都内で開催された映画『愚か者の⾝分』(10⽉24⽇公開)完成披露試写会に出席。人気俳優との過去の共演を振り返った。
【写真】北村匠海「顔も見たくない」と思った人気俳優◆北村匠海、初の国際映画祭出席に感動
本作は、一度入ると抜けられない闇ビジネスの世界を舞台に、とある犯罪組織の手先として戸籍売買を行うタクヤ(北村)、弟分のマモル(林裕太)、タクヤをこの道に誘った兄貴分的存在で運び屋の梶谷(綾野剛)の3人が、運命に翻弄されながらも生き抜こうともがき続ける姿を描く。この日は綾野、林、永⽥琴監督も出席していた。
韓国で開催された第30回釜山国際映画祭に、新設されたコンペティション部門で参加した感想を求められた北村は「初のコンペにまさか自分たちが立てるっていうところも感慨深かったですし、僕としては初めて国際映画祭の場に行かせていただいたので。本当に『愚か者の⾝分』という映画で、このメンバーで来れてよかったなというのと。焼肉も食べに行って、有言実行で、非常に美味しかったです」と回顧。「僕と綾野さんは行きも帰りも一緒で満喫する時間もなかったんですけど、その後もしっかりお二人が背負って作品を届けてくださったんだなっというのは届いていましたので。ありがたかったです」と思いを口にした。
綾野は「実際に僕たちが役を生きて、永田監督がこの作品を作り上げたわけですけども、そこじゃない、誰でもない誰かがこの作品を観て始まっていくように、ちゃんと人をリフレクトしながら僕たちは生きていて。それをただただ幸せだと思えるって、なんだかいいなあと思いながら今日も来ました」とコメント。「皆さんに今日お会いできるのも、すごく楽しみだったので。こうやって4人として立ちましたけど、裏やサイドには、この映画を支えてくれたほとんどのチームが集まってくれたりして。万感の思いだなという感じです」と喜びを語った。
◆北村匠海「顔も見たくない」綾野剛との過去共演を回顧
これまでも共演してきた綾野について、北村は「剛さんは、振り返れば小学生の時ですけどね。僕が『シュアリー・サムデイ』という作品に出させていただいたり。同じ共演シーンはないですけど、その前には『TAJOMARU』っていうのもあったりして。『幽☆遊☆白書』で再会して。その時は本当に、1か月くらいアクションシーンで、ずっと戦いっぱなしで。正直もう、もう顔も見たくないぐらい(笑)。敵なので。ずっと正面切って戦っている感じだったんです(笑)」とぶっちゃけ。これに笑った綾野は「『普通にお芝居ができる役で再会したいね』なんて話して殴り合っていたので。『幽☆遊☆白書』のときは」と懐かしんだ。
また北村は「今回『愚か者』で再会して。今回も僕のタクヤという役は特殊な瞬間もあったりして、いろんな失うものも多かったりする中で、やっぱり『剛さんでよかったな』って思う瞬間が本当に毎日ありましたし。この2人じゃなきゃできないシーンっていうのが、特に後半にいっぱい詰まってました」と本作での共演にも手ごたえを感じている様子だった。(modelpress編集部)
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