２９歳男、起訴内容認める＝ミャンマーに高校生移送―仙台地裁

2025年10月02日 17:02 時事通信社

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　誘拐された高校生と知りながらタイからミャンマーに移送したなどとして、被略取者等所在国外移送などの罪に問われた藤沼登夢被告（２９）の初公判が２日、仙台地裁（須田雄一裁判長）であり、被告は起訴内容を認めた。

　検察側は冒頭陳述で、被告はタイに滞在していた際、宮城県から来る男子高校生（当時）を迎えに行くよう特殊詐欺組織の人物から依頼され、引き受けたと指摘。男子高校生と合流した後、自動車や船などを使ってミャンマーまで移動したとした。

　起訴状によると、藤沼被告は氏名不詳者が誘拐し、宮城県からタイに連れ出した男子高校生を１月１０日、ミャンマーに移送するなどしたとされる。　