3カ国を跨ぐターマック対決。第12戦セントラル・ヨーロピアン・ラリーに10台のラリー1がエントリー

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2025年10月03日 12:50  AUTOSPORT web

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TOYOTA GAZOO Racing WRTのエルフィン・エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1)
 10月16日(木)〜19日(日)にかけて、ドイツ、オーストリア、チェコ共和国の3カ国を舞台に行われる、2025WRC世界ラリー選手権の第12戦『セントラル・ヨーロピアン・ラリー(CER)』のエントリーリストが公開されている。

 このイベントは、2023年に初めて開催されたイベントであり、今年で3度目の開催となる。1大会で3カ国を横断する唯一のWRCイベントであり、ステージが非常に変化に富んでいるために多くのWRCドライバーが「シーズンでもっとも難しいターマック(舗装路)」と評するラリーだ。

 今回のイベントには特別なスポット参戦は見られず、各チームは今季メインで走らせてきたクルーを招集することになる。TOYOTA GAZOO Racing WRTは5台のトヨタGRヤリス・ラリー1、ヒョンデ・シェル・モービスWRTは3台のヒョンデi20 Nラリー1、Mスポーツ・フォードWRTは2台のフォード・プーマ・ラリー1をエントリーさせた。

 現在選手権をリードしているトヨタは、エルフィン・エバンス、カッレ・ロバンペラ、セバスチャン・オジエの3名をマニュファクチャラー登録。勝田貴元は4台目に乗り込み、さらにTGR-WRT2からサミ・パヤリが出走する。

 CERの過去2大会を制してきたヒョンデは、クルーラインアップを継続。2024年大会ウイナーのオィット・タナック、2023年大会ウイナーのティエリー・ヌービル、アドリアン・フルモーの3人が乗り込む。

 残るMスポーツはチームの期待を背負う若手である、グレゴワール・ミュンスターとジョシュ・マッカーリーンのふたりをエントリーさせた。

 国が変わることでステージの特徴も変化していき、日を経るごとに自然と展開が変わるCER。2024年大会は、不安定な天候も相まって緊迫した状況が続いたが、総合優勝が決まる最終日にはミスやクラッシュが相次ぐなど激しい戦いが繰り広げられた。引き続き3メーカーが争う2025年大会も、熱いラリーが期待できそうなラインアップが出そろった。


■2025WRC第12戦『セントラル・ヨーロピアン・ラリー』 エントリーリスト



No./Team/Car/Driver&Co-Driver/Eligibility
33/トヨタ・ガズー・レーシングWRT/トヨタGRヤリス・ラリー1/エルフィン・エバンススコット・マーティン/M
69/トヨタ・ガズー・レーシングWRT/トヨタGRヤリス・ラリー1/カッレ・ロバンペラヨンネ・ハルットゥネン/M
17/トヨタ・ガズー・レーシングWRT/トヨタGRヤリス・ラリー1/セバスチャン・オジエヴァンサン・ランデ/M
8/ヒョンデ・シェル・モービスWRT/ヒョンデi20 Nラリー1/オィット・タナックマルティン・ヤルヴェオヤ/M
1/ヒョンデ・シェル・モービスWRT/ヒョンデi20 Nラリー1/ティエリー・ヌービルマルティン・ウィダグ/M
18/トヨタ・ガズー・レーシングWRT/トヨタGRヤリス・ラリー1/勝田貴元アーロン・ジョンストン/
16/ヒョンデ・シェル・モービスWRT/ヒョンデi20 Nラリー1/アドリアン・フルモーアレクサンドル・コリア/M
5/トヨタ・ガズー・レーシングWRT/トヨタGRヤリス・ラリー1/サミ・パヤリマルコ・サルミネン/M
13/Mスポーツ・フォードWRT/フォード・プーマ・ラリー1/グレゴワール・ミュンスタールイス・ルッカ/M
55/Mスポーツ・フォードWRT/フォード・プーマ・ラリー1/ジョシュ・マッカーリーンエオイン・トレイシー/M

[オートスポーツweb 2025年10月03日]

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