ベゼッチが初日首位、日本メーカー好調。2回転倒のM.マルケスはQ1スタート/第18戦インドネシアGP

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2025年10月03日 17:10  AUTOSPORT web

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マルコ・ベゼッチ(アプリリア・レーシング)/2025MotoGP第18戦インドネシアGP
 10月3日、2025年MotoGP第18戦インドネシアGPの初日セッションがマンダリカ・インターナショナル・ストリート・サーキットで行われ、MotoGPクラスのプラクティスではマルコ・ベゼッチ(アプリリア・レーシング)がトップタイムをマークした。小椋藍(トラックハウスMotoGPチーム)は負傷により欠場している。

 2025年MotoGPのチャンピオンが決定した前戦日本GPから連戦で行われるインドネシアGPは、20台のマシンで争われる。22名のレギュラーライダーのうち、ホルヘ・マルティン(アプリリア・レーシング)が日本GPでのクラッシュで右鎖骨を骨折し欠場。また、第16戦サンマリノGPで右手首を骨折し、日本GPの決勝を棄権した小椋は、日本で診察と治療を受けていたが、今大会を欠場することとなった。

 45分のフリー走行1回目は、気温29度、路面温度53度でスタート。リヤタイヤは全車ミディアムを選択し、フロントは多くのライダーがハードを選択し、ミディアムはラウル・フェルナンデス(トラックハウスMotoGPチーム)の1台のみで、ソフトを採用したのはほかの6台だ。

 序盤にトップに立ったのはベゼッチで、1分33秒908をマークし1分34秒を切った最初のライダーとなった。残り約39分、フェルミン・アルデグエル(BK8グレシーニ・レーシングMotoGP)が8コーナーで転倒。黄旗は掲示されたもののセッションはそのまま進んだ。

 その後、順位は大きくシャッフルされ、最初の走行を終えた時点でのトップはマルク・マルケス(ドゥカティ・レノボ・チーム)で、2番手にヨハン・ザルコ(カストロール・ホンダLCR)、3番手にジャック・ミラー(プリマ・プラマック・ヤマハMotoGP)が続く。セッションを折り返すと転倒者もなく、しばらく静かな展開となった。

 順位が動いたのは残り13分ごろで、ラウル・フェルナンデスがミラーのタイムを抜き3番手に浮上。さらに終盤にはアレックス・リンス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)が3番手に浮上し、翌周には1分31秒235でトップに立った。セッション残り1分、アコスタが1分31秒の壁を破り1分30秒945でトップタイムを更新すると、チェッカーが振られたラストラップでルカ・マリーニ(ホンダHRCカストロール)がさらに全体ベスト塗り替えセッションは終了。

 トップ3はマリーニ、アコスタ、ベゼッチの順で、ヤマハの最上位は4番手のリンスだ。前戦日本GPでチャンピオンを獲得したマルク・マルケスは5番手で午前を終えている。

 予選Q2直接進出の10台が決まる午後のプラクティスは気温30度、路面温度56度ドライコンディションで行われた。60分間のセッションが始まって約5分、ザルコとソムキャット・チャントラ(イデミツ・ホンダLCR)がそれぞれ単独でクラッシュし、その約3分後に10コーナーでマルク・マルケス転倒を喫した。

 残り45分の時点でトップにつけているのは、午前のFP1でトップだったマリーニで、2番手にベゼッチ、3番手にアルデグエルが続く。その後、残り41分を切ったところでアコスタが1分30秒435をマークし、首位は交代した。

 セッションが折り返しを迎えるとベゼッチがトップに浮上し、2番手にはアコスタが続く。3番手にジョアン・ミル(ホンダHRCカストロール)、4番手にマリーニのホンダ2台が並び、5番手にリンス、6番手にファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)のヤマハ・ファクトリー2台が続いた。

 残り30分、マルク・マルケスが5コーナーで転倒。このセッションで2回目の転倒で、この時点では最下位となっている。その後マルク・マルケスは残り約16分ごろにコースインし、6番手タイムをマークした。

 最終盤の残り3分を切ったころ、アレックス・マルケス(BK8グレシーニ・レーシングMotoGP)が12コーナーで転倒。また、残り2分を切るとエネア・バスティアニーニ(レッドブルKTMテック3)が3コーナーで転倒し、続けて8コーナーでザルコが転倒を喫する。タイム抹消となるライダーが相次ぎ、最終的にトップに立ったのはベゼッチだ。

 2番手はアルデグエルで、3番手には午前から好調のアコスタが続いた。午前トップのマリーニは4番手で、5番手はラウル・フェルナンデスとなった。6番手はミル、7番手はクアルタラロ、8番手はリンス、9番手はミゲール・オリベイラ(プリマ・プラマック・ヤマハMotoGP)、10番手はアレックス・マルケスで、以上の10台が予選Q2直接進出を決めている。

 また、2回転倒があったマルク・マルケスは11番手、フランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)は17番手で初日を終え、ドゥカティワークスにとって2023年のバレンシアGP以来2年ぶりとなるチーム2台そろっての予選Q1スタートとなる。

[オートスポーツweb 2025年10月03日]

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