元NHKのジャーナリスト池上彰氏(75)が4日、「池上彰のニュースそうだったのか!! 総裁選を生解説&アップデートSP」(土曜6時56分)に出演。自民党総裁選で小泉進次郎農相(44)との決選投票で勝利した高市早苗・前経済安保担当相(64)について、自身の見解を示した。
「事前の予想ですと、間違いなく決選投票になるだろうと。そこは想定内。その上で党員票はこれまでの世論調査で高市さんが非常に支持を取るだろうと。一方で国会議員は小泉さんがかなり票を取るのではないかと。事前の予想はあったわけですけど、党員票で高市さんが圧倒的に票を取りましたよね」と切り出した。
そして「そうなりますと、国会議員の中で、党員票の結果を国会議員でひっくり返すっていうのはやっぱり党員に対し、士気を減らすことになるのではないか、そういう配慮といいますか。そこから党員票に従う形で、国会議員も高市さんに投票した人が多かったのではないか。それは今後の分析にもよりますけど」と語った。
1回目の投票で1位の183票(党員119 議員64)を獲得。議員票は小泉氏、林氏に次ぐ3番手だったが、圧倒的な党員からの支持をバックに、決選投票でも議員票149票、都道府県票36票の185票を獲得した。156票だった小泉氏の議員票145票、都道府県票11票をともに上回る完勝で、初の女性総裁の座を手にした。青のスーツ姿で、勝利の瞬間も表情を緩めず、何度も頭を下げた。
進行は宇賀なつみが担当した。
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