
天皇皇后両陛下がきょう(4日)、京都府を訪問し、植物園に足を運ばれました。
両陛下はきょう午後1時前、JR京都駅に到着し、地元の人たちに笑顔で手を振られました。
その後、京都府立植物園に足を運ばれました。
どんぐりの実がなる木が20種類以上並ぶ「どんぐりの森」エリアでは、陛下は「これは何ですか」とクヌギについて尋ねられました。
また、両陛下は熱帯の植物などが展示されている温室でラン科の花を観賞し、植物の特徴についての説明に熱心に耳を傾けられました。
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園長
「(花びらを数える)1、2、3、1、2、3」
陛下
「おもしろいですね」
きょうの日程を終え、宮内庁から両陛下の感想が公表されました。
「6年ぶりに2人揃って京都府を訪れることができ嬉しく思います。
きょうは午後に京都府立植物園を訪れ、施設と昨年の開園100年を記念した事業についてお話を伺った後、記念事業の1つとして開設されたどんぐりの森を訪れました。
熊をかたどった「どんぐりポスト」が設置され、そこに子どもたちが入れたドングリは京都市動物園の熊にエサとして提供されると伺いました。
楽しくドングリに触れながら生態系を学ぶことができる仕組みに感心しました。
続いて観覧温室を訪れました。100周年を記念にリニューアルされたラン・アナナス室では自然に近い状態での展示が心に残りました」
「きょうは時折雨の中、多くの府民の皆さんに温かく迎えていただいたことに心から感謝いたします」
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あす(5日)は各国のノーベル賞受賞者などが科学技術の課題について議論する国際会議の開会式であいさつされる予定です。