高市新総裁に歓喜の輪=地元支援者「女性の励みに」

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2025年10月04日 21:02  時事通信社

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時事通信社

高市早苗氏が自民党新総裁に選出され、万歳する支援者ら=4日午後、奈良県天理市
 自民党新総裁の座を射止めた高市早苗氏。「よく勝ち抜いた」「女性の励みに」。高市氏が昨年の雪辱を果たした瞬間、約300人が集まった地元・奈良県天理市のホテルでは支援者らが輪となって抱き合い、喜びを爆発させた。

 高市氏の勝利が分かると、支援者らは「祝 高市総裁誕生」のうちわを掲げ万歳と拍手を繰り返した。地元後援会の菊池攻会長(66)は「逆境の中、よく戦い勝ち抜いてくれた」とたたえた。

 2005年から地元秘書を務めてきた木下剛志さん(54)は「20年間支えてくれた支援者の顔を見ると、自然と涙が出てきた」と目頭を熱くした。高市氏にはタカ派のイメージもあるが「バランス感覚を持ち、自民党をまとめていってもらいたい」と期待を込めた。

 小中高の同級生島田資子さん(64)は、昨年に続き会場で見守った。「子どもの頃は控えめな性格だった。まさか日本を引っ張るリーダーになるとは」と振り返り、「女性初の総裁。多くの女性の励みになると思う」と笑顔で話した。

 決選投票で敗れた小泉進次郎氏の地元事務所(神奈川県横須賀市)には約30人が集まった。陣営が好意的なコメントの投稿を依頼した「やらせ」問題について、地元後援会の鈴木孝博会長(59)は「影響は定かではない」としつつ、発覚以降は「明らかにマイナス意見が多かった」と悔やんだ。

 小学校から大学まで小泉氏と同じ学校の1学年先輩だったという、中華料理店店主の陳寛明さん(45)は「本人に責任はないと思う。ただ、陣営が確認せずやったことは、今の時代では浅はかだ」とおもんぱかった。横浜市内で会見した自民党神奈川県連の梅沢裕之幹事長(68)は「今回は決選に残り、本人の自信につながったのでは」と前を向いた。

 1回目の投票で国会議員票が高市氏を上回った林芳正氏。地元後援会の郷田祐一郎副会長(62)は「終盤戦はいい風が吹いてきて、決選までいけるのではと思った。非常に残念」と肩を落とした。 

高市早苗氏の総裁選出を祝う支援者ら=4日午後、奈良県天理市
高市早苗氏の総裁選出を祝う支援者ら=4日午後、奈良県天理市


自民党総裁選の決選投票に敗れ、肩を落とす小泉進次郎事務所に集まった支援者ら=4日午後、神奈川県横須賀市(代表撮影)
自民党総裁選の決選投票に敗れ、肩を落とす小泉進次郎事務所に集まった支援者ら=4日午後、神奈川県横須賀市(代表撮影)

このニュースに関するつぶやき

  • 今回はこれで良かったと思う。ただ女性だからとか出身がとかそんな小さな問題じゃないのが日本の状況だよ。そろそろ危機感持った方が良いよ
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