ラージョ戦に途中出場した久保建英 [写真]=Getty Images ラ・リーガ第8節が5日に行われ、レアル・ソシエダとラージョ・バジェカーノが対戦した。
イマノル・アルグアシル前監督の退任、中盤の主軸だったマルティン・スビメンディの移籍と変化の多い夏を過ごしたレアル・ソシエダ。セルヒオ・フランシスコ監督率いるチームの調子は上がっておらず、1勝2分4敗という成績で2部降格圏の19位に低迷している。日本代表MF久保建英は開幕節でゴールを決めたものの、その後は得点に絡むことができておらず。今節はスタメンを外れ、前節バルセロナ戦に続いて2試合連続のベンチスタートとなった。
試合は両チームが睨み合う構図が続き、目立ったチャンスがないまま時計の針が進む。レアル・ソシエダは35分、左CKから細かくパスを繋いで逆サイドへ展開し、ゴンサロ・ゲデスが鋭い切り返しから強烈なミドルシュートを放ったが、枠を捉えることができず。その直後にはラージョ・バジェカーノが相手のビルドアップのミスからチャンスを迎えるも、ホルヘ・デ・フルートスのシュートは惜しくも枠の左に外れた。前半はこのままスコアレスで終了する。
後半に入るとレアル・ソシエダが圧力を強め、ミケル・オヤルサバルやアンデル・バレネチェアらを起点にチャンスを創出。54分にはゲデスのポストプレーを受けたオヤルサバルがボックス手前から左足を振り抜いたが、枠を捉えたシュートはGKアウグスト・バタージャの好セーブに阻まれる。61分には久保が投入されて右ウイング(WG)に。68分にはカウンターからオヤルサバルにチャンスが訪れたが、ラージョ・バジェカーノは複数人が体を投げ出し得点を許さない。
拮抗した展開が続く中、81分にペドロ・ディアスの強烈なロングシュートが枠を捉えるも、レアル・ソシエダの守護神アレハンドロ・レミロがスーパーセーブ。3分後にはアンドレイ・ラティウがタッチライン際でボールを残し、味方からのリターンパスを受けて右サイドのスペースへ走り込む。ゴール前へのラストパスをアルフォンソ・エスピーノが蹴り込み、ラージョ・バジェカーノが先制に成功した。
反撃に出たいレアル・ソシエダが、なかなかチャンスを作り出せず。久保も相手の徹底した激しいマークに苦しみ、味方のサポートも少なく良い形でボールを受けることができない。試合はこのまま0−1で終了し、ラーじょ・バジェカーノに7試合ぶりの白星を献上したレアル・ソシエダは、引き続き19位に低迷している。次節は19日に行われ、レアル・ソシエダはセルタと、ラージョ・バジェカーノはレバンテといずれもアウェイで対戦する。
【スコア】
レアル・ソシエダ 0−1 ラージョ・バジェカーノ
【得点者】
0−1 84分 アルフォンソ・エスピーノ(ラージョ・バジェカーノ)