『KEY TO LIT Arena Tour 2025WAKE UP THE FOOL』千葉公演の様子 ジュニア内グループ・KEY TO LIT(岩崎大昇※崎=たつさき、井上瑞稀、中村嶺亜、猪狩蒼弥、佐々木大光)が5日、千葉・ららアリーナ東京ベイで単独コンサート『KEY TO LIT Arena Tour 2025 WAKE UP THE FOOL』千葉公演を開催した。以下、本編のネタバレを含みます。
冒頭から、さまざまなミュージカル出演で培った風格と美声を響かせる岩崎のシルエットが映し出され、一気に世界観に引き込むと、新曲「WAKE UP THE FOOL」では、「奇天烈」のロゴの“天”の文字に乗っかってド派手に5人が登場。景気が良すぎるオープニングでさっそく観客の度肝を抜くと、Snow Man「Cry out」やKis-My-Ft2「FIRE BEAT」などアツい盛り上げソングで花道を疾走しながらボルテージを高めていく。
和コーナーでは“誰も見たことのないKEY TO LIT流の和”が展開。モニターがペンライトオフを知らせると、暗闇となった会場に龍が駆け巡る映像が流れ、電飾に彩られたマントを身につけた5人が神々しさをまといながらSMAP「Battery」を披露。転じて岩崎と井上のクリアな美声コンビによる「雪白の月」では、猪狩がローラースケートで滑走し、凍てつく空気に吐き出された白い息のように刹那的で、美しい空間を創り出した。
ラストはアップテンポなナンバーが続き、KAT-TUN「DON'T U EVER STOP」ではセンターステージに登場したシャンデリアがきらめき、1人ずつのクールなダンス。しっかりと“かっこよさ”も提示していく。
「この世代の人たちが新しい時代を作っていかなきゃいけない、新しい日本のエンタメを作っていかなきゃいけないっていう中で、俺たちも絶対その競争には参加するし、その競争に負けるつもりはないし、間違いなくその時代の先頭を走ってるのは俺たちKEY TO LITです」(猪狩)、「みんなと歩んできた道はすべて俺は正解にしたいから。これから進む道でみんなと一緒に天下つかみ取りたいなと思っています」(中村)
終盤のあいさつではそんな新時代への想い、そして覚悟がそれぞれの口から語られる。「ガリ(猪狩)さんは右腕で、俺は左腕、みたいなね。そんなふうにバラエティーでどんどん活躍できる男に」とロボットのようなポーズでおどける佐々木、「きっと今、上手に笑えてない方もいると思うんですけど、僕らはずっとここにいる努力をやめないので。これからも僕たちを「ちょっとでもKEY TO LIT良いな」と思ってくれたら、これから1歩ずつでいいから俺たちと一緒に歩いていってくれたらうれしいです」とどこまでも優しさをみせる井上。
そして岩崎は「もっといろんな人にこのKEY TO LIT、このパワーを本当に届けたいと思ってます。で、その先に俺たちKEY TO LIT、国立競技場、絶対に立ちます。お約束します。すごく大きいこと今言わせていただいてますけれども、でもこれは夢じゃなくて、絶対にできる目標だと思ってるので」とまっすぐな瞳で言い切った。
ド派手な炎の演出で魅せる新曲「Burn Down」で熱気を最高潮に高めると本編は終了。アンコールのSUPER EIGHT「ズッコケ男道」では花道を肩を組んでまっすぐに歩き、最後はカメラにもみくちゃになる“尊さ”をぎゅっと詰め込んだフィナーレとなった。井上は「また絶対に会いましょう」と約束し、岩崎は「おれたちKEY TO LITと一緒に国立行こうぜ!」と大きく宣言した。