ベトナム人男2人、起訴内容認める=4県で連続緊縛強盗―福島地裁
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2025年10月08日 18:02 時事通信社

福島、栃木、群馬、長野各県の民家で昨年4〜5月に相次いだ緊縛強盗事件で、強盗致傷などの罪に問われた、いずれもベトナム人の無職、ホアン・フー・ホア(27)、マイ・ヴァン・シー(24)両被告の裁判員裁判の初公判が8日、福島地裁(島田環裁判長)であった。被告側は起訴内容を大筋で認めた。
罪状認否で、マイ被告は「間違いありません」と述べる一方、ホアン被告は大声を上げるなどして退廷を命じられた。ホアン被告の弁護人はおおむね争わないとした。
検察側は冒頭陳述で、技能実習生として来日した両被告がそれぞれの勤務先から逃げ出した後に共通の知人を介して知り合ったと指摘。「金欲しさに強盗を行った」などと述べた。
起訴状によると、両被告は昨年4月30日〜5月14日、長野県松本市や福島県南会津町などの民家4軒に侵入。住人を包丁で脅し粘着テープで縛って現金計約27万円やキャッシュカードを奪い、松本市の50代男性と南会津町の60代女性にそれぞれ約1週間のけがをさせるなどしたとされる。
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