演歌歌手杜このみ(36)が11日、都内で“2年遅れ”のデビュー10周年記念コンサートを行った。
13年5月に「三味線わたり鳥」でデビューして、同年のレコード大賞新人賞を受賞。順調な歌手生活だったが、20年に大相撲力士の高安と結婚して21年に長女、22年に長男を出産。子育てに追われる中、コロナ禍も重なって延期になっていたメモリアル公演をこの日に行った。
今年7月には新曲「赤い満月(つき)」を発売し、同2日付の有線演歌歌謡曲チャートで1位を獲得するなどロングヒット中。また、5月にはフジテレビ系「千鳥の鬼レンチャン」に初出演し、演歌歌手初の初登場10連チャンを達成。SNSで「うますぎ」「すごい」など称賛の声が相次いで大きな話題になっている。公演には笑福亭鶴光(77)がゲスト出演した。
公演前に取材に応じた。
−意気込みを
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杜 デビューから10年目のころは妊娠や出産、コロナ禍でコンサートを見送りました。ずっとやりたかったので今日は念願がかなった。デビューして12年。13年目に入りましたが10周年の節目のコンサートが開催できて幸せ者だと思います。
−師匠の細川たかしは何と言っていますか
杜 師匠は13年目に入っていることを忘れていて「10年おめでとう」と言ってくれました。ありがたいです。
−高安関は何と?
杜 夫の協力がなかったらできませんでした。すごく助けてくれた。今日は見に来てくれるので「高安このみ」とは違う姿を見せたいです。
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−どんな内容ですか
杜 民謡も演歌も先輩の名曲もある。「鬼レンチャン」で話題になった「少女A」もフルコーラスに初挑戦。注目して欲しいです。
−これまでの歌手生活を振り返って
杜 お仕事もプライベートも順調。出会った1人1人に感謝です。短いようで内容が濃かったです。
−鶴光師匠が出演します
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杜 すごく光栄です。もともとは夫を応援してくれていて、食事をして、カラオケをした時に(杜のヒット曲)「夕霧港」が大好きだと。3年くらいのお付き合いになります。私の父が鶴光師匠を「神さま」だと思っていて、交流があることをすごく喜んでいます。
−新曲「赤い満月」が好調です
杜 定番の演歌ではなく、大人の歌謡曲に挑戦しています。自分自身が成長できた、大切にしたいターニングポイントになった曲です。
−先ほどの高安の協力とは具体的に何か?
杜 洗濯をしてくれたり、食事も普段よりも(多くの種類を)作れなかった。「申し訳ない」と言うと「気にしないで。コンサートに集中して」と。すごく励みになりました。洗濯では「これは乾燥機にかけていいやつか?」と聞いてきたこともありました。
−長女(4)と長男(3)は?
杜 娘と息子も協力してくれました。家族には、みんなに応援をしてもらっている格好良いママでいたい。子どもは2人とも順調に大きく育っている。先日の運動会で、息子の足が速すぎて周りがビックリしていました。体も大きいんです。
−今後やりたいことは? 杜 国技館でコンサートをやりたいです。夫とも話していて、これを目標に頑張っていきたい。その時は夫婦でデュエットしたいですね。
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