映画評論家が急逝「帰路に着く途中で倒れ」妻明かす 朝からはしごで鑑賞後に容体急変

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2025年10月11日 19:09  日刊スポーツ

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※写真はイメージ

映画専門ウェブ媒体などで連載を展開していた、映画評論家のビニールタッキーさんが10日夜、急逝した。11日に、ビニールタッキーさんのX(旧ツイッター)アカウントで「ビニールの妻です。突然のことで信じられずにいますが、昨晩、夫が亡くなりました」と妻が投稿し、明らかにした。同投稿で、妻は「見たい映画があると東京に行き帰路に着く途中で倒れ、緊急搬送されましたが、帰らぬ人となりました」と亡くなった際の状況を説明した。


妻が明かしたように、ビニールタッキーさんは亡くなった当日の10日に、朝から2本連続で映画を鑑賞したことを、Xで6回にわたって投稿していた。まず、同日に日米同時公開した米映画「トロン:アレス」(ヨアヒム・ローニング監督)を鑑賞したことを報告。午前8時35分に「3Dキメてくるぜ。」と鑑賞前の意気込みを投稿すると、鑑賞後とみられる同11時43分には「『トロン:アレス』3Dで見てよかった…ナイン・インチ・ネイルズのビッキビキの劇伴とサイバーなデジタル空間の組み合わせを映画館で体感できたのが最高すぎた。AIが”目覚める”話も良い。まずはそれだけ伝えておきます。」と感想をつづった。


さらに、午後12時52分には「『ファイナル・デッドブラッド』を劇場公開してほしい!と言ったら本当に劇場公開してくれたので約束を果たしに来ました。」と投稿。「トロン:アレス」後に、同じく10日に公開の米・カナダ合作映画「ファイナル・デッドブラッド」(アダム・スタイン、ザック・リポフスキー監督)も鑑賞すると報告した。そして、鑑賞後とみられる同3時2分には「『ファイナル・デッドブラッド』鑑賞。怖いッ!もうやだッ!ガラス張りの床がある高層タワーも道具の置き方が雑な庭も病院のMRIも近づきたくない!死のピタゴラスイッチがいつ発動するかわからない!家から一歩も出たくないッ!と怯えまくる109分。最高でした。」と感想を投稿。同12分まで連続で感想をつづったのが、最後の投稿となった。都内で映画をはしごで鑑賞した後、帰路で容体が急変したようだ。


ビニールタッキーさんの妻は「試写や原稿依頼等でお世話になっている方に連絡する術がなく、ここでのお知らせになってしまい申し訳ありません」と関係各位に謝罪した。

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