
【動画】松田美由紀監督作、MEGUMIプロデュース作品も! 水曜日のカンパネラ「桃太郎」を使用した『MIRRORLIAR FILMS Season8』予告編
2020年より始動した、伊藤主税、阿部進之介、山田孝之らがプロデュースする『MIRRORLIAR FILMS』は、メジャーとインディーズを超えた多彩なクリエイターによる短編映画制作プロジェクト。2025年のSeason7までに著名クリエイターから一般公募まで、俳優、映画監督、漫画家、ミュージシャンなどが監督した52本の短編映画を劇場公開。
加藤浩次、加藤シゲアキらが監督として参加したSeason7は、ショートショートフェスティバル&アジア2025にてショートフィルム文化・産業・地域に著しく貢献し、未来地図形成にも繋がる作品として、映画祭から特別賞を受賞した。
岡山県を撮影地とするSeason8では、全6本の短編作品を上映。岡山県倉敷市出身のMEGUMIがプロデューサーとして、松田美由紀が監督として参加。また、第78回カンヌ国際映画祭で特別賞を受賞したバングラデシュのアドナン・アル・ラジーブ監督による「ALI」もラインナップに加わった。
このたび、本予告映像が解禁。
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5月に開催されたカンヌ国際映画祭の会期中に実施した日本映画の魅力を世界に発信する「JAPAN NIGHT」も大盛況となった、岡山県倉敷市出身MEGUMIがプロデューサーとして参加。映像作家/アートディレクターコマーシャルフィルム、ミュージッククリップ、インスタレーションなどで独創的な世界観を魅せ、「誰も見たことのない絵が撮れる」とMEGUMIに絶賛された佐渡恵理が監督を務め、主演に濱尾ノリタカを迎えた「The Breath of the Blue Whale」。無表情で機械的に淡々とデータを処分する仕事をこなしていくマリ(NANAMI KEYES)。例文の中から選ぶ形で会話を続けていたマリに「感じたことを伝えてほしい」とマッチングAIサービスで出会った男性・シン(濱尾ノリタカ)に呼びかけられる。2人には実は過去に関わりがあり…。
第78回カンヌ国際映画祭でスペシャル・メンション(特別賞)を受賞した、バングラデシュの俊英アドナン・アル・ラジーブ監督による「ALI」。睡蓮が咲き誇る湖畔にたたずむ10代の青年。彼は都会への移住を夢見て歌手オーディションに挑戦する。彼の歌は運命を変えられるのか―。アドナン監督は今後、長編でも世界的に活躍すると予想されており、昨年のカンヌ国際映画祭での交流を受けて山田孝之、阿部進之介、両プロデューサーが買い付けた作品。
TVCM、web ムービーなどを中心に活動する節田朋一郎が監督を務める「愛骨」。骨に夢中な生物教師・小林拓也(根津茂尚)に想いを寄せる同僚の女性教師・三浦まりこ(安川まり)。まりこは手術することが決まっており、小林に退院日に迎えに来て欲しいことを依頼する。小林はそれを受け入れるが、貴重なリュウグウノツカイが海岸に打ちあがったという連絡を受け、入院前日に意気揚々と出て行ってしまう…。
監督作がさまざまな映画祭で上映されている廣田耕平が監督を務める「ラの♯に恋をして」。老舗呉服店を営む西室家へ、ピアノの調律に訪れたアキオ(小松勇司)。作業に没頭するアキオへ、一人娘のテル(北浦愛)はお茶を差し出すが、立ち上がった瞬間におならをしてしまう。おならをきっかけに、次第に惹かれあう2人の恋は果たして成就するのか?
北米の映画や日本のミュージックビデオ、コマーシャルなど、各国のさまざまなコミュニティとコラボレーションを行う安藤春が監督を務める「CUT!」名声を夢見る俳優・ピーター(イアン・レヴィック)は低予算のB級映画の撮影中、監督から、怪我をした俳優の代役として次回作の主役に抜擢される。ガラスボトルで殴られるシーンでなぜかボトルが重いものに差し変わっており、頭に怪我を負ってしまう。その後も痛みと戦いながら撮影に臨むが、次第に挙動がおかしくなっていく―。
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さらに、各作品の新規場面写真も解禁。
「カラノウツワ」(松田美由紀監督)は、上品な雰囲気の女性・文子(原田美枝子)がパチンコ店の店員・土井と喫茶店に訪れた、訳ありげな様子が映し出されたカット。
「The Breath of the Blue Whale」(MEGUMIプロデュース、佐渡恵理監督)では、主人公シン(濱尾ノリタカ)が海辺でマリ(NANAMI KEYES)の素の言葉に耳を傾けるシーンを切り取った美しい場面写真となっている。
そのほか、公募作品の「CUT!」(安藤春監督)、「愛骨」(節田朋一郎監督)、「ラの♯に恋をして」(廣田耕平監督)、そして「ALI」(アドナン・アル・ラジーブ監督)の新規場面写真も解禁された。
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岡山県の地域活性化と次世代クリエイターの育成を目的に展開されている「岡山フィルムプロジェクト」。その集大成となる「岡山フィルムプロジェクト上映祭」では、短編オムニバス映画『MIRRORLIAR FILMS Season8』の監督、プロデューサー陣が集結し、完成披露上映を実施。
11月8日に岡山シネマ・クレールにて、松田美由紀監督作『カラノウツワ』先行上映&トークショー、11月15日に岡山・杜の街グレースにてMEGUMI・阿部進之介・山田孝之が登壇(予定)するスペシャルトークショーが開催される。
さらに11月15日にイオンシネマ岡山にて、『MIRRORLIAR FILMS Season8』完成披露上映・舞台あいさつ(上映後)、岡山フィルムプロジェクトセレモニーが行われる。
あわせて、岡山で制作された地域特別作品『喜八』の上映や、学生・クリエイター・企業による活動成果の発表も行われる。
『MIRRORLIAR FILMS Season8』は、10〜11月に岡山県で先行上映、2026年1月16日より2週間限定劇場公開。