限定公開( 7 )
今年13回忌となる島倉千代子さんの未発表音源が見つかり、命日となる11月8日に発売されるメモリアルアルバムに収録されることが16日、分かった。
今回7曲の未発表音源が発見され、うち4曲はアルバムに収録されるが、未収録の3曲も11月14日開催のメモリアルイベントで披露されるという。
未発表音源発見のきっかけはファンからの情報だった。13回忌のメモリアルアルバムに収録するリクエスト曲を募ったところ、ファンから未発表音源の情報が寄せられた。
ファンが持っていた1962(昭37)年5月の新聞記事には、新曲「峠道」のレコーディングの様子と「うた声喫茶でみんなといっしょに歌いたい」という島倉のコメントが掲載されていたが、同曲は発売されていない。記事にあった録音日の台帳を調べたところ、実際にレコーディングされた記載を発見。また、マスターテープが残っていることが判明し、実際に現存した。 さらに、島倉のデビュー前、1954(昭29)年12月の録音台帳には「花の奴さん」と題された楽曲が記載されていた。経緯は不明だが、1957(昭32)年4月、花村菊江さんが歌詞の一部を変更して発売している。
レコード会社が社内に残る島倉千代子の資料をさらに精査することで、合計7曲の未発表音源を発見。「峠道」「花の奴さん」に加え、「君待つ城ヶ島」「風花の街」の4曲を今回のアルバムに初収録することになった。
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2枚組となる今回のメモリアルアルバムには、未発表音源のほかに「人生いろいろ」「東京だョおっ母さん」「からたち日記」「愛のさざなみ」「鳳仙花」などのヒット曲、姉の島倉敏子と歌った唯一の音源「一の宮青年音頭」などの貴重音源、全33曲が収録される。
また、11月14日にはメモリアルイベントを開催。ビデオコンサートのほか、島倉とゆかりのある歌手からのビデオメッセージやファンからのリクエスト曲、さらに今回のアルバムに収録されない未発表音源「この橋渡って行った人」(1957年録音)「どんなに愛しても」(1966年録音)なども披露される予定だ。
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