『MISS KING / ミス・キング』は、天才棋士の父に人生を奪われた主人公・国見飛鳥が、その深い憎しみから開花させた才能と、まっすぐに突き進む意志の強さで、自らの人生を取り戻していくヒューマンドラマ。辛い過去と向き合いながらも、前に進もうとする力強い女性の姿が丁寧に描かれている。
日本将棋連盟の清水市代会長と、藤井聡太名人・竜王の署名の入った免状を、森下卓常務理事から受け取ると、藤木は嬉しそうにじっくりと眺めた。そして改めて今回授与されることになったきっかけを聞かれると、3年近く前からMリーグを熱心に見ており、麻雀と将棋の二刀流である鈴木大介選手(九段)の本を買って役作りをしていたことを明かし、「今回『MISS KING / ミス・キング』が配信開始されることになって大介さんと対談をする機会があり、小学生の時に将棋の指し方を教わった程度だったのですが、詰将棋をやらされて(笑)」と話し、「その時は調子がよかったのか大介さんから、初段の腕がありますと言っていただいて。もらえるものはもらいたいと言ったところ、こんな大変なことになって(笑)。でもこのように初段をいただけて嬉しいです」と微笑んだ。初段を授与したことで今後の目標を聞かれると「人前では将棋を指さないように…」と笑いを誘い、「家で詰将棋はやっているので、詰将棋の腕は磨いて行こうかなと。もし『MISS KING / ミス・キング2』があるとしたら初段の腕を披露したいです」と意気込んだ。