政府は17日、文化功労者選出者を発表した。落語家柳家さん喬(77)は都内で会見を行い「驚きました。想像もしていませんでした」と話し、海外での活動にも触れ「文化活動のことを見ててくださっていたんだなとありがたいです」と喜んだ。
1967年(昭42)に5代目柳家小さんさん(02年死去)に入門した。さん喬は「師匠のお墓参りに行こうと思ってます。師匠のおかげで大それたものをちょうだいしました、と言いたいですね。小さんの弟子になれたことで今の自分があります」と感謝を示し「師匠が生きていたらどんなことを言ってくれるかなと考えたんです。『おう、良かったな』と一言だけ言ってくれるんじゃないかと思い」と、小さんさんの口調を真似しながら話した。
落語協会会長も務めており「落語自体がどれだけおもしろいものか理解してもらうということが、裾野を広げることにつながっていく。僕に限らず、裾野を広げるための稽古はいくらでもやりたい。だから遠慮なく来てほしいし、自分にできることは何でもやる」と、気持ちを込めた。
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