『おーい、応為』「べらぼう」「北斎のしわざでした。展」で注目、葛飾北斎登場の作品&展覧会を紹介

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2025年10月18日 10:01  cinemacafe.net

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『おーい、応為』©︎2025「おーい、応為」製作委員会
最も有名な浮世絵師の1人、葛飾北斎に焦点を当てた作品や展覧会が現在公開中となっている。

「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」「富嶽百景」などを代表作に持ち、江戸後期に活躍した葛飾北斎。

10月17日(金)に公開となった映画『おーい、応為』や大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」に登場など、ちょうどいま、“北斎ウィーク”とも言える期間に突入。

そこで今回は、それぞれの作品、そして現在開催中の展覧会を紹介する。

葛飾北斎の娘・応為の波乱万丈の人生を描く『おーい、応為』
江戸時代、破天荒な天才絵師・葛飾北斎の娘として生まれながら、現存する資料は極端に少なく、その実像はいまだベールに包まれている葛飾応為。背が高く長身で、家事は大の苦手。それでも筆を取れば誰よりも緻密で大胆な線を描き、美人画では父を凌ぐと評された。型破りで常識にとらわれないその姿は、時代を超えて<ミステリアスな存在>として語り継がれている。

監督・脚本は、『日日是好日』『星の子』などで人間の奥行きを繊細に描いてきた大森立嗣。主人公・葛飾応為役は、大森監督と『MOTHER マザー』以来2回目のタッグとなる長澤まさみ。

本作で応為の父・北斎を演じているのは、名匠たちと作品を生み出してきた永瀬正敏。公開されているキャラクターPVでは、墨だらけの足で紙の上を駆け回る応為の愛犬サクラを怒ったり、完成間近の絵に応為がキセルの灰を落としてしまい苛立ちを見せるなど、絵に対しては並々ならぬ情熱を注ぐ姿が映し出されている。一方で、「おーい、飯」「おーい、筆」と呼びかける日常のやり取りも描かれ、また娘・お栄に「応為」という画号を授ける場面では、天才絵師であると同時に“娘を持つ父”の姿も見せている。


大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」くっきー!演じる勝川春朗が登場
放送は残り3か月、物語も終盤に差し掛かった大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」でもついに勝川春朗(のちの葛飾北斎)が登場する。10月19(日)放送、第40回「尽きせぬは欲の泉」の予告映像でもその姿を確認することができる。



演じるのは、大河ドラマ初出演のくっきー!。キャスト発表時には「光栄中の鬼光栄で御座います。由緒ど真ん中っしゃん。出れるだけで誉にもかかわらず若かりし頃の葛飾北斎とな。春朗を完全に憑依させ心身ともにブリバリ状態で取っ掛らせていただきます。うれしいと言うよ…うれしい」とコメントしている。

一体どんな北斎像を見せてくれるのか、蔦重を演じる横浜流星との共演にも期待が高まる。


「HOKUSAI−ぜんぶ、北斎のしわざでした。展」が好評開催中
現在、CREATIVE MUSEUM TOKYO(東京・京橋)にて「HOKUSAI−ぜんぶ、北斎のしわざでした。展」が11月30日(日)まで開催中。

現代のマンガやアニメの表現の原点ともいえる北斎の作品に着目した本展では、「北斎漫画」1,700冊を所蔵する浦上満氏(浦上蒼穹堂)の全面協力のもと開催。質・量ともに世界一として知られる浦上コレクションの「北斎漫画」全15編をはじめ、多彩な読本(よみほん)の挿絵、「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」(通称:大波)、自らを“画狂人”と称した晩年の傑作「富嶽百景」全3編・102図、さらには初公開となる幻の肉筆画16図など、出展作品は総数450点を超える。

そして、本展では、ここでしか手に入らない展覧会コラボグッズ&出展作品からインスパイアされたテーマカフェ(会場と同フロア)も登場。

また、11月14日(金)(※11月3日を除く)までの期間、平日16時以降にご来場いただいた方、各日先着100名様に、本展オリジナルクリアファイル(非売品)をプレゼントする平日夕方限定のプレゼントキャンペーンを実施中だ。

なお、本展の公式アンバサダーは『おーい、応為』に出演している高橋海人(King&Prince)が務めている。

【開催概要】
会期:2025年9月13日(土)〜11月30日(日)
※会期中無休
※会期中、一部作品の展示替えを行います。
会場:CREATIVE MUSEUM TOKYO[東京・京橋]
東京都中央区京橋1-7-1 TODA BUILDING 6F
開館時間:10:00−18:00
※毎週金・土曜および祝前日は20:00まで開館
※最終入場は閉館の30分前まで
観覧料金:一般 2,300円 中・高校生 1,800円 小学生 1,200円
※11月29日(土)・30日(日)に限り日時指定予約制。

主催:日本テレビ放送網、CREATIVE MUSEUM TOKYO、BS日テレ、WOWOW
特別協賛:日本郵政
協賛:光村印刷
協力:日本通運、TOKYO MX、J-WAVE、文化放送、山形美術館
特別協力:浦上蒼穹堂
※高橋海人の「高」は、正しくは「はしごだか」



(シネマカフェ編集部)

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