大みそか放送の「NHK紅白歌合戦」に、3年ぶりにSTARTO ENTERTAINMENT(スタート社)所属アーティストが出場する方向で、NHKが調整していることが19日、分かった。
NHKは23年9月、旧ジャニーズ事務所創業者の性加害問題を受け、所属タレントへの新規の出演依頼を当面行わない方針を発表。同年末の紅白歌合戦への出場グループは0組となり、旧ジャニーズ事務所時代の第30回(79年)以来、44年続いた紅白出場が途切れた。昨年10月、同社所属タレントの起用再開が発表されたが、同年の紅白出場には至らなかった。出演に向けては、タレントやスタッフによる協議が必至となるが、出場が実現すれば22年末の放送回以来。現時点では複数グループが出場する可能性があるが、今後の調整次第では増減する場合もある。
同局は今月16日に行った定例会見で、紅白出場アーティストの基準について「今年の活躍」「世論の支持」「番組の企画テーマにふさわしいか」の3つを提示。山名啓雄メディア総局長は、スタート社勢について「アーティストの皆さんがそこにはまれば、もちろんそこも含めて検討しているということだと思います」とコメントしていた。
今年2月には、スタート社の所属アーティストが同局の歌番組に出演。旧ジャニーズ事務所(SMILE−UP.)からスタート社にマネジメント業務などを引き継ぎ後、初の事例だった。以降、他の所属アーティストが同局の歌番組に出演する機会も復活している。
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 Nikkan Sports News. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。